アークヒルズの裏手にある桜並木沿いのテラス席が目印のカフェ。たっぷりの緑のなかに、大きなマーケットパラソルが配されたテラス席は、この店の一番人気のエリア。天気のいい休日ともなればリラックスと美食を求めて再訪するゲストたちでテラス席から埋まっていく。
　
こちら、実は脚本家で放送作家でもある小山薫堂氏のお店。小山氏は美食家としても知られ、数多く食雑誌にも登場している。そんな小山氏がこだわり抜いてつくった「RANDY」の看板をよ～く見ると、小さく「Beverly Hills」と「Tokyo」と記されている。「Beverly Hills」、そこには「RANDY」誕生に深く関わりのあるストーリーがあるという。小山氏が脚本を手がけた映画「おくりびと」がオスカーを受賞した際、発表の瞬間にビバリーヒルズの自宅でパーティを開いてくれていたのが、小山氏の友人であるランディーさん。翌年、その友人へのお礼にこのお店を「RANDY」と名付け、ランディーさんへのサプライズに！　じんわりと心温まる小山氏の想いが詰まったカフェなのだ。
　
料理は、旬の新鮮食材を使用した本格ビストロ料理。ランチは日替わりの「RANDYプレート」（￥1,500）や「ぐつぐつ焼きカレーB」 （￥1,300）など約７種類。ディナーは「お肉のテリーヌ」（￥750）を始め、「仏産 鴨のコンフィ」（￥1,830）や「カスレ」（￥1,890）といった、ボリュームのあるメニューも豊富だ。木漏れ日のなかでほっこりとした時間がすごせるこの絶好のロケーションは、テレビや雑誌などの撮影などにもよく使われているとか。貸切パーティにもおすすめの、とっておきのテラスカフェだ。