野菜と豆がたっぷり! 爽快感があとをひく南インド定食
南インド料理「ダクシン」八重洲店/Dakshin Yaesu
小麦文化が発達し、乳製品を多く使う北インドに対し、米が主食で野菜や豆がたっぷり。油が控えめな南インド料理が、いまカレー好きのあいだで注目株。スパイスの刺激的な辛さや香り、タマリンドなどの酸味、豆の優しい甘みが混然一体となったその魅惑的な味に魅了される人が続出しているのだ。2010年馬喰町に1号店をオープンした後、翌年に八重洲にも店を構えた話題の南インド料理店が「ダクシン」だ。この店で人気を誇るのが、南インドを代表するカレーであるサンバルやラッサムがセットになった「ミールス」。インドの五ッ星ホテル出身のシェフが繰り広げる料理は、身体に何の負荷なくしみ込んでくる細やかな味わいが印象的。食後に体内を駆けめぐる爽快感も心地よい。加えて、ぜひとも味わってほしいのが軽食のドーサ。パリッとした香ばしさともっちりとした生地は思わず唸ってしまう旨さだ。香り高く、シンプルかつ大胆なスパイス使いのカレーには、気分を落ち着かせてくれる包容力がある。時には現地の流儀に倣い、右手でご飯と料理を好きなように混ぜて食べれば、さらに異国気分も楽しめるのでは? ぜひお試しを!
SHOP INFORMATION
11:00~15:00(14:30 L.O.)
17:30~23:00(22:00 L.O.)
土日祝/17:30~22:00(21:00 L.O.)
無休
photo : Tomoko Osada, text : Wakako Sato