夏バテに打ち勝つ! 東・西うなぎの注目店へ
2017年の「夏の土用丑の日」である7月25日と8月6日に合わせて、東は東京、西は奈良からエディターがイチオシするうなぎ専門店をご紹介。丑の日に「う」の付くものを食べると夏負けしないといった言い伝えもあるほど、昔から夏バテ対策としても親しまれてきたうなぎで猛暑を乗り切ろう!
西からは奈良の「うな菊」をレコメンド。平安時代にシルクロードの終着点として繁栄した地、奈良。そんな歴史深い地で明治24年に創業し、今年125年を迎えた老舗旅館「菊水楼」が、より多くの人に気軽に足を運んでもらいたいという思いでオープンさせた江戸前うなぎの専門店だ。
おすすめのメニューは、国産の活うなぎの蒲焼と白焼を一度に楽しめるのがうれしい名物の「あいのせ重」。主役のうなぎは全国の主要産地から季節によって最高級のものを仕入れ、味付けには富士山湧水仕込醸造元「天野醤油」のしょうゆを複数種ブレンドしたものに、文久二年創業「甘強酒造」が仕込む昔ながらの旨みの強いみりんを効かせている。また、お米は新潟県魚沼市で提携農家が「うな菊」専用の区画で栽培をする魚沼産コシヒカリを、山椒は地元・奈良吉野の老舗「前忠」が実の部分のみを使ってオリジナルで挽く辛みの強い特別なものを、わさびも希少な伊豆天城産を使用するなど、名脇役がうなぎをよりおいしく引き立てる。趣のある空間で食べるこだわりの詰まったうなぎは、おなかを満たしてくれるだけでなく、心にも元気をチャージしてくれるはず。
「うな菊」
奈良県奈良市高畑町1130 菊水楼内
tel.0742-23-3070(受付時間:11:00~19:00)
営業時間/11:00~20:30(19:30 L.O.)
定休日/火曜
http://www.kikusuiro.com/unakiku/