パリジェンヌの大好物! 生フルーツを包んだタブレットショコラって?
年が明け、気温が落ち着いてきた2月のフランス。マルシェでは少ないながらもカラフルな果物が並び始め、うれしい季節になってきました。今日ご紹介するのは“季節のフレッシュフルーツをチョコレートで包んだタブレットショコラ! ドライフルーツが入っているものはあって、生のフルーツを使ったタブレットって珍しいのでは?
フレッシュな果物にチョコレートをコーティングしただけ? とそのシンプルさに驚く方も多いのではないでしょうか。
このシンプルすぎて、ありそうでなかったタブレットショコラを作ったのは、パリ左岸にあるショコラティエ「Jean-Charles Rochoux(ジャン=シャルル ロシュー)」。2月初旬に行われた「サロン・デュ・ショコラ」でも人気だったブランドです。
店名にもなっているロシュ氏は、名だたる有名店で修行をし31歳に独立されたのだそう。ショコラ愛好会「ル クラブ デ クロクール ド ショコラ」では、フランスのベストショコラティエ100人にも選ばれている実力の持ち主でもあります。つねにアンテナを巡らせ、新しい冒険を探しているという少年のようなロシュさんがショコラについて話しだすと、聞いているこちらまでワクワクした気分になってしまうから不思議です。
いつも人で賑わうブティックが並ぶレンヌ通りから落ち着いたアサス通りに入ってすぐの場所にある彼の店は、表から見ると何だか博物館のような不思議な雰囲気が漂っています。店内にはロシュさんの持つフレンドリーで和やかなイメージからは想像もつかないような、超リアルでオリジナリティあふれるショコラのオブジェ達が飾られているんです。もちろん購入可能。すべて食べられます(笑)。もちろんショコラのオブジェ以外にもたくさんの種類のショコラがあるのでご心配なく。
そんな彼が冒険の先に行き着いたフレッシュフルーツのタブレットショコラは、果物から出る水分や糖度なども考えて仕上げられたこだわりの一品。均一にコーティングされたショコラの断面からも、その技術が感じられます。
>次のページで、さっそく噂のショコラをご紹介!
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おおみやかな●日本・フランス国内のレストランにて仏料理と菓子を学ぶ。パリ在住日本人と結婚後、自宅での料理教室活動を開始し日本でも簡単に再現できる仏家庭料理レシピを紹介。育休中にトータルフードコーディネーター資格取得。ヴァンブの蚤の市がパワースポット。
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Jean-Charles Rochoux(ジャン-シャルル・ロシュー)
16 rue d’Assas 75006 PARIS
http://www.jcrochoux.com/jp(日本語のサイト)
http://www.jcrochoux.fr