「ラ・パルム・ドール」は、オーナーのHiromiさんが2006年にアラモアナにオープンした人気パティスリー。日本の一流の技術やクオリティーをそのまま伝えるために、日本から凄腕のベテランパティシエを呼び、日本産の小麦粉やフランス産クーベルチュールチョコレートを使うなど、最高級の素材にこだわっています。現在は「ベルギーで行われたグランプリ・インターナショナル・ドゥ・パティスリーマンダリンナポレオンコンクールミレニアムワールドカップ」において史上初、味・素材・デザインの３部門を制覇し、総合優勝ワールドチャンピオンに輝いたこともあるシェフが腕を振るっています。ちなみに、2009年に天皇両陛下がハワイにご滞在中、お食事の際に「ラ・パルム・ドール」のモンブランとパイナップルチーズケーキ、オペラの3種類が献上されたそうです。日本人パティシエが毎日腕を振るうケーキは、上品な甘みと繊細な味わい、とってもおしゃれで高級感のあるルックスで、イベント事の多いハワイでは日本人だけではなく、ロコたちにも人気なのです。ちなみに店名の「ラ・パルム・ドール」は“パームツリー（やしの木）”という意味だそう。南国ハワイならではのかわいい店名ですね。
　
それではさっそく、今回の主役、ゼリードリンクを紹介します！

見るからに涼しげなルックスのこちらは、「Plantation Tea Jelly（プランテーションティーゼリー）」（4.25ドル）。パイナップル100％のジュースでつくられたゼリーの上に、香り高いブラックティーが注いであります。しっかり抽出されたブラックティーの苦味がパイナップルゼリーの甘味と調和して、さわやかなペアリングと香りが楽しめます。

下の層のゼリーを、太いストローでぐるぐると混ぜてから、飲みます。

「Jelly au Lait（ゼリーラテ）」（4.55ドル）は、コーヒーゼリー、ホイップクリーム、ミルクの3層。私は、ソイミルクをチョイスしたので、プライスはちょっとあがって5.25ドル。混ぜる前のゼリーとソイミルクの層がキレイ！　トッピングしたホイップクリームが沈んでいるので、よく混ぜて甘味を調和させるのがコツ。“食べるドリンク”のようで食感もクセになります。

グランドメニューのほかにも、ゼリー（コーヒー、紅茶、パイナップル）にお好みのドリンク（ミルク、ソイミルク、コーヒー、紅茶）から選んでカスタムするお客さんも増えてきているとのこと。気分で自分好みのゼリードリンクを作ってみるのも楽しいですよね。コーヒーはマウイ産のカウコーヒー、ブラックティーには香りの強いタイプを使用、モカオレのチョコレートソースは手作りという、こだわりも見逃せません。また、紅茶のゼリーは植物性の寒天を使っているので、動物性を取りたくないビーガンの人も、寒天の独特な食感を楽しみたい人にもおすすめ。

今回の主役はゼリードリンクでしたが、やっぱりこちらの店にお邪魔したらケーキを買って帰りたくなってしまいます。ショーケースにずらり並ぶ色とりどりのケーキたち！　とくに抹茶を使ったケーキは、売れ行きがいいそうです。ハワイでは、なかなか日本クオリティのケーキが手に入らないので、私たちにとっては貴重なスポット。買い物途中にゼリードリンクでのどを潤して、ケーキをテイクアウトするのがお決まりのコースです。ちなみにショーウィンドーに並ぶカットケーキは、すべてホールでオーダーも可能なので、お祝いなどでハワイに滞在される時は、おいしい日本のケーキでパーティするのも良いですね！
　
 
お祝い用のデコレーションケーキ　35ドル～
ウェディングケーキ 一段　60ドル～、二段　185ドル～（そのほか応相談）