さて、ハワイの定番おやつといえば、やっぱりマラサダ。なかでも、2015年1月に日本初上陸した紫色のマラサダ「ポイ・グレーズド」は、行列必至 の人気ぶりです。創業1969年の老舗で名店でもある「カメハメハ・ベーカリー」ハワイ本店は、なんと午前2:00（土曜、日曜は午前3:00）にオープンするので、早朝 （深夜？）から焼き立てのポイ・グレーズドを目当てにロコが足しげく通うほど、ロコたちが何十個も買っていくというポイ・グレーズドのほかにも、カメハメ ハ・ベーカリーには、たくさんの人気パンやドーナツがあるのをご存知？　今回はそんな「カメハメハ・ベーカリー」のおいしいラインナップを紹介いたします。
 
赤いロゴが目印の「カメハメハ・ベーカリー」は、2014年にKalihi（カリヒ）から現在のKarani Street（カラニ ストリート）に移転しました。ワイキキやアラモアナからのバスのもよくなって、今まで車がないと不便で行けない、と諦めていた人も気軽に行くことができるようになり、よりにぎわいを見せています。さて、川沿いの小さなショッピングモールの一角にある「カメハメハ・ベーカリー」でマラサダを買ったら、店頭のベンチとテーブルで、なるべくできたてを食べるのがおすすめ！

私が向かった日の前日は「Mardi Gras “Fat Tuesday”（マルディグラ“ファット チューズデー”）」 （※）という行事だったため、なんと1日で8000個ものポイ・グレーズドが売れたそうです。スタッフの女性もこの数には驚いていました。マラサダはハワイでとてもポピュラーでほかにも有名店がありますが、ここのマラサダ「ポイ・グレーズド」は特別に人気。というのも、オーナーのGeramie（ジェレミー）さんのご主人でベイカーでもあるDaniel（ダニエル）さんが、試行錯誤してレシピを開発したオリジナルレシピだからなのだそう。多い日は1日に2000個以上も売れるそうで、毎日どれだけの人がこのポイ・グーイズドを求めに来るのか、その人気ぶりがうかがえます。
 
※「Mardi Gras “Fat Tuesday”（マルディグラ“ファット チューズデー”）」は、カトリックに由来する行事。クリスマスから数えて十二夜にあたる公現祭(1月6日) から始まり、“太った火曜日”と呼ばれる四旬節の前日に終わる。現在はさまざまな国でカーニバルが催され、国によってパンケーキやクレープ、ドーナツを食べる行事としても知られている。

お店のスタッフが、できたてのポイ・グーイズドの山を持ってきてくれました。ド迫力です！　

お昼過ぎになると、こちらのショーケースがスカスカになってしまうとのこと。写真を撮っている間にも、次から次へと買われていき、お客さんが途絶えません。それにしてもこのきれいに陳列されたパンやドーナツたち、どれもこれもおいしそうで迷ってしまいます。

そしてこちらが一番人気の「ポイ・グレーズド（0.95ドル）」！　日本出店の際はオーナーの娘さん夫婦がレシピを伝授しに行ったとのことなので、ハワイと同じマラサダを味わえること違いなし。グレーズのほろほろ感と生地のしっとりふんわり食感で、何個でも食べられてしまいそう。ポイのやさしい甘さが後をひきます。
　
さて、こちらのカラフルなマラサダは、ストロベリー風味とオレンジ風味のもの。写真右から「Strawberry Glazed（ストロベリー グレイズド）」、「Orange Glazed（オレンジ グレイズド）」で、各0.95ドルです。かぶりつくと、オレンジとストロベリーのフレーバーが口の中でふわりと広がります。

お店で二番目に人気なのは、こちらの「グレーズド・ドーナツ」（0.95ドル）だそう。コーティングされたグレーズドの甘みとしっとりした生地が口の中で混ざり合って、Hawaii Coffee Company（ハワイ コーヒー カンパニー）のコナブレンド（1ドル）によく合います。ひとまず半分だけ食べてみようかと思ったのですが、意外に軽い食感なので、ペロッとひとつ食べきってしまいました。

ポイ・グレーズドの姉妹メニューのような、こちらの「ポイ・ハウピア」も人気商品。タロイモのパンがもっちりしていて、中にはハウピアクリームがとろ～り。ハウピアクリームは、ココナッツを使ったクリームで、思ったよりも甘すぎず、ココナッツの風味と香りがふわりと広がって、こちらもあとを引くおいしさです。

ホームパーティーや手みやげにも喜ばれる定番のマラサダですが、ハワイの青空の下で開くマラサダ＆ピクニックもおすすめ。海や公園を眺めながら、のんびりと色鮮やかなマラサダに舌鼓……。ハワイに来たときは、ぜひ試してみてください！　
　
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