特集 2015/11/16(月)
世界のおやつ from Brazil /あんり

NYタイムズでも絶賛! ブラジルのストリートフード「アカラジェ」

陽気な人柄、サンバの踊り、ボサノバの音楽、サッカー大国と言えば? そうです、南米大陸最大の国・ブラジルです! 去年はワールドカップ、来年はオリンピックと注目を集めてやまないこの国は、日本の約23倍もの国土を有し、多様な人種と異文化が混在しています。ひと言でブラジルと言っても、地域ごとの特色が非常にはっきりとしていて、なかでも北東のバイーア州ではアフリカ奴隷の影響を強く受けて独自の文化が発達。食文化も独特で、「バイーア料理」はブラジル外の人にも大人気です。今日は、つい最近あのNYタイムズでも紹介された、バイーアを代表するストリートフードをご紹介します。

バイーア州の州都であり、サンパウロ・リオデジャネイロに続くブラジル第3の都市であるサルバドール。年間を通して高温多湿、たくさんのビーチに囲まれ、観光客にも人気な街です。

写真上:バーハ海岸 写真下:バーハ要塞

そのサルバドールを代表するバイーア料理が、こちら「Acarajé(アカラジェ)」です。

一見コロッケ? のようにも見えるこの料理。豆を練って丸めた生地をデンデ油(パーム油)で揚げたもので、サルバドールの至る所で屋台で売られています。数多くのアカラジェ屋台の中でも最も有名なのが、Rio Vermelho(リオ・ベルメリョ)地区にある「Acarajé da Dinha(アカラジェ・ダ・ヂーニャ)」です。

サンターナ広場というプラザにあり、地元の人にも観光客にも大人気。いつも並ぶ人が絶えません。プラザにはたくさんのテーブルが並び、ビールを飲みながらアカラジェをつまむのが定番です。

こちらがメニューです。アカラジェは“COM camarão(コン・カマラオ=海老あり)”または“SEM camarão(セン・カマラオ=海老なし)”から選べ、Vatapa(バタパ)という豆とココナッツミルクなどを練ったペースト&Vinagrete(ビナグレッチ)と呼ばれるサラダが一緒についてきます。

アカラジェの屋台は、バイーアの民族衣装を着たり頭に布を巻いた女性がサーブしてくれるのが一般的。これもサルバドールならではの光景です。アカラジェ・ダ・ヂーニャのいいところは、肉まんのように紙で包んで食べる「papel(パペル)」か、発砲スチールのプレート「prato(プラト)」かを選べるところ。値段は0.5レアル、プレートの方が高いですが、食べやすさを考えるとプラトがおすすめです。
 
>>次ページではプレートタイプの「Acarajé(アカラジェ)」を紹介。

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  • Acarajé da Dinha(アカラジェ・ダ・ヂーニャ)
    Rua João Gomes,25-Largo de santana,Rio Vermelho,Salvador-Bahia
    tel. +5571-3334-4350
    営業時間/18:00~22:00 土・日曜12:00~22:00
    定休日/不定期
    http://casadadinha.com.br/

  • あんり●北海道で生まれ育ち、学生時代にアメリカ・スペインに留学。 大学卒業後に日系企業に就職するも、やりたいことxできることを叶えるために3年で退職。身に着けた語学と海外経験を活かし、日本と南米の懸け橋になりた いと、南米エクアドルにきてもう早いもので3年目になりました。 現地旅行会社(http://www.surtrek.jp/)でガイドとしてマチュピチュ・ウユニ塩湖などのツアーに添乗しながら、南米を多くの日本人に知ってもらいたいと、ブログも執筆中(http://ameblo.jp/quito-anri/)。

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