フライドポテトの塩で脂肪燃焼!?
健康のためには塩分を控えるべきというのが定説だけど、塩にダイエット効果があることが最新の研究で明らかに。いったいどういうこと!? さっそくチェックしていこう。
ポイントは、脂肪と筋肉を分解するには、エネルギーが必要ということ。塩分の多い食事を食べた宇宙飛行士の食欲が増し、食べる量が増えれば体重増加につながる。つまり、塩を摂って脂肪が燃えたときに自然に多く食べてしまっていたため、これまで塩のダイエット効果が注目されなかったと考えられるのだそうだ。
塩に脂肪燃焼効果があることがわかったとはいえ、これまで同様、塩分の摂り過ぎには注意が必要。ニューヨーク・タイムズの取材を受けたヴァンダービルト大学医療センターの腎臓専門医イェンス・ティッツェ医学博士は、塩分を摂り過ぎると糖質コルチコイドが過剰に分泌され、骨粗しょう症、筋肉の減少、Ⅱ型糖尿病などの内分泌系疾患を引き起こす恐れがあると警鐘を鳴らす。
というわけで、MYソルトを持ち歩くのはやっぱりおすすめできないけれど、このニュースで少しホッとした人もいるのでは? マルガリータのグラスについた塩が好きな人や、フライドポテトに塩をプラスしちゃう人は特に。念のために繰り返すけれど、アメリカ疾病管理予防センターで指導している1日の塩分摂取量は2,300ミリグラム未満(小さじ1杯程度)。塩が私たちの身体にどのような影響を与えるかを正しく解明するには、さらなる調査が必要みたい。
original text : Elizabeth Narins translation : Rubicon Solutions, Inc cooperation : Yuko Ehara photo : Getty Images
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※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。