エリザベス女王が手作りした、噂のパンケーキを伝授!
イギリスのロイヤルファミリーのような暮らしはできないけれど、彼らと同じパンケーキなら食べられる。エリザベス女王の愛したパンケーキで、アフタヌーンティーを楽しんでみない?
これから紹介するパンケーキは、1960年にアメリカのドワイト・アイゼンハワー元大統領と妻マミーがバルモラル城に滞在中に、エリザベス女王2世が自ら作ってもてなしたもの。元大統領夫妻は女王が焼いたパンケーキをとても気に入り、帰国後に女王からレシピを送ってもらったのだそう。アメリカの国立公文書記録管理局に保管されている女王からの手紙には、「親愛なる大統領。今朝の新聞に載っていたBBQをしているあなたの写真を拝見して、バルモラル城で約束したパンケーキのレシピをまだ送っていなかったことを思い出しました。上手く焼けるといいですね」と書かれている。
手紙にはレシピのほかに調理のコツも記されていて、たとえば「分量は16人分とありますが、少ない分量で作るときにはその人数分だけ小麦粉と牛乳の量だけ減らしてください。ほかの材料を変更する必要はありません」といったことや、「砂糖の代わりにゴールデンシロップや糖蜜を使ったことがありますが、こちらもとてもおいしかったですよ。材料をしっかり混ぜ合わせて、生地ができたら時間を置かずにすぐに焼くのがおすすめです」など、女王のやさしい気遣いがうかがえる。
original text : Caroline Hallemann translation : Rubicon Solutions, Inc cooperation : Yuko Ehara