特集 2014/8/26(火)
立ち寄るべき最旬ショップをピックアップ。

沖縄から発信! おしゃれライフスタイルショップに注目

旅の醍醐味のひとつ、おみやげハントにおすすめの旬なライフスタイルショップ3軒をご紹介。おしゃれで沖縄らしいクラフトアイテムの数々に、物欲が刺激されまくりなはず!

光の屈折が美しい琉球ガラス
  「glacitta’」
 
 
戦後、沖縄に駐留したアメリカ軍が持ち込んだコーラやビールの瓶を原料にして作ったのが始まりとされる「琉球グラス」。沖縄を訪れたことのある人なら、一度は見たことがあるだろう。赤や青など、沖縄の海や太陽を連想させる鮮やかな色合いが魅力の工芸品だ。

恩納村の海沿いにある「glacitta’(グラチッタ)」は、琉球ガラスの工房とショップを兼ねた店舗。色鮮やかな琉球ガラスをイメージして店内に入ると、シンプルでモダンなデザインのグラスが多いことに驚かされる。普段の料理やほかのテーブルウェアとも馴染みやすいのが特徴だ。店内にはコップ、皿、花器など多様なガラス製品が整然と並ぶ。
 
この店を運営するのは、埼玉県出身の横山功さん。武蔵野美術大学で工業デザインを学び、 ガラスの魅力に引き寄せられて沖縄へ移住。沖縄各地の琉球ガラス工房で修業を積んだ後、2002年に「glacitta’」をオープンさせた。

「glacitta’」 では、横山さんの作品とともに、ガラス工房「清天」、「LOBSTO」、「てとてと工房」の作品も展示販売している。
「ガラス製品だから丁寧に扱わなくて は……と思う方もいらっしゃるでしょうが、僕らの作品は通常のガラス製品よりも厚みがあるぶん丈夫で、普段使いができるのが特徴です」と横山さん。シンプルモダンの中にどこか男気を感じさせるデザインが魅力。店内に併設された炉で制作しながら、展示販売をしている。
「工房だけですと、使うお客さまの顔が見えづらいので、ショップも作りました。実際にお客さまと接することで、自分では予想もしなかったものが人気商品になったりするのが面白い」と話す。
 

写真左/「三角花器」(H10.5×W16.0cm) ¥2592、写真右/「結グラス・小」(H8.5×W8.5cm) ¥1,728

人気のシリーズとして愛されている、気泡がたくさん入った「しろ泡」シリーズ(写真左)や「結(ゆい)」シリーズ(写真右)は、特におすすめ。「結」は、クリアなグラスの中央 に結び目のように配された泡のデザインが可愛らしい。「結=ゆい」とは沖縄で「助け合う、協力し合う」という意味があるので、結婚式の引き出物や大切な方へのプレゼントにもぴったり。
 
ひとつひとつ手に取ると、「何を入れて楽しもうか」などと想像がふくらんでショッピングが楽しくなること請け合い! 穏やかな沖縄の海を思わせる「glacitta’」の作品は、食卓に新たな表情を演出してくれるはずだ。造り手の顔が見えるショップで、お気に入りの器を見つけてほしい。
 
 
「glacitta’(グラチッタ)」
沖縄県恩納村字恩納6347
tel.098-966-8240
営業時間/11:00~18:30頃
定休日/不定休
http://www.glacitta.com
 
 
>>3軒目は、クリエイター夫婦がオープンさせたセレクトショップへ!

  • OKINAWAナビゲーター
    松崎紀子●神奈川県川崎市出身。2000年に沖縄へ移住。県内外の雑誌編集や企業販促物、WEB、新聞など様々な媒体のデザイン、企画、編集、文章執筆などの分野に関わるフリーランサー。2013年、那覇市楚辺にコワーキングカフェ「Community & Coworking Cafe coil」をオープン。対面で伝える情報の発信やファン作りを目的に、多様な講座やワークショップをプロデュース。3人の子持ち。働くママの可能性を信じて日々奮闘中。「Community & Cowkirng Cafe coil」 http://cafecoil-okinawa.com

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photo : Masahiro Higashi (GARB DOMINGO), Chika Fujii(glacitta’, RENEIA)  text : Noriko Matsuzaki

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