10月のある日、ブルックリンにある書店「ブックス・アー・マジック」が、突然ピンク一色にジャックされました。いったいこれはなに、というと、実は「チェリーボム」クック・ブックの発売イベントだったのです。

『チェリーボム』（Cherry Bombe）といえば、“女性と料理”をテーマに、ブルックリンを拠点にして年2回発行されているフード・ライフスタイル誌。共同創始者は、ブルックリンにある「スミス・カンティーン」や「ナイチンゲール・ナイン」などの仕掛け人で、本誌にもしばしば登場しているケリー・ダイアモンドさんです。
『チェリーボム』はスタイリッシュな写真と、女性シェフによるレシピを紹介したり、カーリー・クロスやパドマ・ラクシュミなどセレブをフューチャーしたり、ガールズパワーを満載しているのが特徴。その初のレシピブック、『チェリーボム ザ・クック・ブック』（Cherry Bombe The Cookbook） が発売。 100名の女性シェフによる100のレシピが、アペタイザーからデザートまで紹介されています。

思わず「かわいい！」と声をあげたくなるような、女子心を刺激する写真がいっぱい！　それもそのはず、共同創始者のクラウディア・ウーさんはニューヨークを代表するアート誌『ヴィジョネア』の元アートディレクターで、そのセンスはお墨付き。レシピは「レモンとレンティルのシチュー」「ビーツとリコッタソースのピンクスパゲッティ」「ズッキーニのファルシとヨーグルトソース」といった、おいしいのはもちろん、目にも楽しいものが盛りだくさん。

カーリー・クロスによる「スパイシー・ジンジャー・クッキー」や、人気店「モモフク・ミルクバー」のペストリーシェフ、クリスティーナ・トーシによる「レモン・ポピーシード・マフィン」など、試してみたいレシピばかり。それにしてもカーリー、あのスタイルで本当に甘いクッキーなんて食べているんでしょうか、興味津々です。 ブルックリン発のかわいい料理本。眺めているだけで楽しくなるレシピを、ぜひチェックしてみて。