それはタイの首都バンコクから約20分のところにあるレストラン「Chote Chitr」。かつて彼女が主宰していたライフスタイルサイト「The Tig」を紹介するために受けた2016年のインタビューで、このレストランについて語っている。「テーブルが6つしかない小さなお店でミシュランガイドにも載っていないの。豪華なお店ではないわ」。一見、よくあるお店のようだけれど、人に教えるのが惜しくなるほどおいしいそう。メーガン曰く「パッタイを一口食べて『オーマイゴッド！　これまで私の人生で食べていたものは何だったの？　パッタイってこういう味がするものだったの？』って思ったわ。食事に対する考え方も変わった」。

飾り気がないところもメーガンのお気に入りポイント。古くからタイに伝わる、伝統的な料理を出すことだけに力を注いでいるそう。あるサイトでは「ほかのバンコクのレストランや海外で食べた料理が、ここではまったく違うものになっている」と紹介されている。「例えば、揚げた麺を使ったミークローブは世界でも人気のタイ料理です。でも今のミークローブは50年前のものとまったく違うのです。この店では伝統の味を再現しながらも、香り豊かな貴重なタイ産のみかん、ソムサーの皮を加えて新鮮な風味を添えています」。

メーガンのお気に入りはパッタイだが、旅行サイト「トリップアドバイザー」にはレッドカレーをおすすめするユーザーたちも多い。「素晴らしいひと皿。複雑だけど、バランスのとれた味わい」と絶賛されている。また、バナナの花を使ったスパイシーなサラダ、ヤムフアプリーも人気。これは刻んだバナナの花に炙ったドライチリペッパー、揚げたエシャロット、ココナッツクリーム、エビとチキン、黒ごまをあわせたもの。同サイトによると、ピリッとした辛さとヴィネガーの風味が特徴だそう。