特集 2014/6/10(火)
「グランド ワイン テイスティング 2014」

注目のワインメーカーがずらり! 噂のテイスティング・イベントに潜入

2014年5月19日(月)に行われた「グランド ワイン テイスティング 2014」。来日した全9ワイナリーと300名ものゲストとともに、大盛況のものとに幕を閉じた。そのレポートとともに、編集部が注目するワインメーカーのインタビューもお届け!

まずは、真っ赤な鳥居をモチーフにしたブースが目をひくカリフォルニア・ナパバレーにある1977年創業のワイナリー「ニュートン」。すらりと長身でやさしくワインのことを教えてくれたこちらのジェントルマンが、ワインメーカーのクリス・ミラード氏だ。

サンフランシスコから約100kmほど離れたスプリングマウンテンにある「ニュートン」。
「ニュートンのワインは、すべてリザーブ・スタイルなので、華美ではなく奥ゆかしい味わいが特長です。とくに、まろやかで複雑味のある味わいのアンフィルタード シリーズは、ニュートンを代表するシリーズ。シャルドネ、メルローそしてカベルネ・ソーヴィニヨンがあり、どちらもとても人気があります」。
樽由来の香りとなめらかなテクスチャー、ふくよかな味わいがたまらない! シャルドネにはバターを使った料理やクリーミーなパスタやスープなどが、メルローにはすき焼きやピーマンの肉詰めなどが好相性だそう。気楽なおうちごはんにも合わせやすいのがうれしい。
「広大なスプリングマウンテンにある私たちのワイナリーにも、ぜひ遊びにきてください! 小高い丘の上にあるニュートンのぶどう畑は、ナパバレーにあるほかのワイナリーと違って、斜面に張り付くように育つぶどう棚がトレードマーク。“サステナブル”をキーワードに、水や土、天然酵母の使用など、できる限り自然と共存しながらワイン造りを進めています。ワイナリーを設立したイギリス人のピーターと、その妻である中国人のスーファーによる、英国式にアジア風のスタイルを取り入れた庭園散策もおすすめです。そして、ワイナリーの地下深くにある曲がりくねった地下蔵を探索……。秋の収穫の時期は、たわわになったぶどうを眺めたり、醸造過程を見学することもできますよ!」。
ツアーは無料で、誰でも参加可能だそう。ホームページから予約ができるので、カリフォルニアのワイナリーめぐりを予定されている人は今すぐアクセスしてみて。
>>「ニュートン」のホームページはこちら
 
さて、ニュージーランド・マールボロの名ワイナリー「クラウディー ベイ」からは、シニア・ワインメーカーのティム・ヒース氏が来日。家族と愛犬とともに釣りに出かけるのが趣味という、笑顔がチャーミングなナイスガイ!

ピュアな果実味とすばらしいアロマのソーヴィニヨン・ブランで、ニュージーランド・ワインの世界的地位を高めたアイコンワイナリー「クラウディー ベイ」。今回は、2種類のソーヴィニヨン・ブランとシャルドネ、ピノノワール、そしてスパークリングワインが会場に登場!
「1985年にはじめてソーヴィニヨン・ブランをリリースして、翌年にシャルドネ、続いてスパークリングワインをリリースしました。とくにソーヴィニヨン・ブランは刺身などとも相性がよく、日本でも愛飲いただいております。また、今年3月から輸入を再開したスパークリングワイン『ペロリュス ブリュット』は、シャンパーニュ方式で作られたプレミアムスパークリングワイン。りんごや柑橘類のみずみずしいアロマが特長です。バランスのとれた華やかな味わいで、生がきやレモン風味のチキンなどと合わせるのがおすすめ」。
本格的な夏を控えた日本では、すがすがしい味わいのワインなら、アペロにも活用できてうれしい限り。
「クラウディー ベイのワイン造りにおける3つの重要なキーワードは、アロマとフレーバー、テクスチャー。なかでもアロマをより楽しんでいただくために、今回の会場に「アロマガーデン」という体験型プレゼンテーションを用意しました。シトラスやライムなどの柑橘系、グアバやパイナップル、パッションなどのトロピカルフルーツ系、バジルやミントなどのハーブ系など、ワインの香りにはさまざまな要素があり、それを見つけながら味わえればワインの楽しみ方に広がりがもてるはずです」。
南半球にあるニュージーランドは、いま冬の入り口にさしかかっているそう。朝や夜は、とても寒くなってきた、とティムさん。
「ワイナリーの外にはカフェスペースがあり、誰でも気軽にテイスティングができます。ワインのラベルにもあるような美しい風景を眺めながら、夕暮れ時にワインを傾ける幸せを味わってほしいですね。1日の終わりを締めくくるには最高です。まさに、“place to relax(リラックスする場所)”。併設されているバーでは、おつまみ盛り合わせや地元でとれるシーフードなど食事も提供しているので、ニュージーランドにきたら、ぜひ私たちのワイナリーに遊びにきてください。事前予約をすれば、ワインツアーも可能ですよ」。
雄大な自然に恵まれたワイナリーで、おいしいワインを味わいながらのんびりと過ごす贅沢なひととき。ニュージーランドならではの、ゆったりとした時間を味わいに足をのばしてみない?
>>「クラウディー ベイ」のホームページは、こちらから

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text : Tomomi Seki

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