おしゃれな人は始めてる、「ギャザリング」のススメ!
ここ数年、耳にすることが多くなった「ギャザリング」という言葉。「集まり」を意味する単語で、最近は「人とおいしいものを囲み、時間を共有する機会」を指して使われることが多くなった注目のキーワード。実際に人と集い食卓を囲む行為が、人と人の距離を縮める。そんな食の力を実感することができるギャザリングを、『エル・ア・ターブル』も大プッシュ中。世界のクリエイターも夢中なギャザリングのお手本を、ニューヨークからお届け!
旬の食材を使った
美しい料理で食卓に華を添える
ゲストが集まってきたら、料理をサーブ。この日はパンプキンスープ以外のメニューも、ローカルの農家が販売するCSA(地域で支える農業)という会員制のコミュニティで購入した野菜がメニューの主役。普段の食事だけでなく、ギャザリングにもできるだけ旬の食材を使用するようにしているのだとか。その中の一皿が、色鮮やかな根菜を集めて作った「ビーツと赤芯大根のサラダ」。ビーツはオーブンで焼いてから皮をむき、フレッシュの赤芯大根と共に薄切りに。オリーブオイルとレモン果汁、塩少々を混ぜたドレッシングで和えるだけで、絵画のように美しいサラダに。「食感を失わないよう、サーブ直前に混ぜるのがコツ」とカリーがアドバイスしてくれた。
もう一品は、黒レンズ豆を使った「海老とセロリのマリネサラダ 黒レンズ豆添え」。ゆでた海老とセロリを、ほんのりと甘みをつけたビネガーを煮切ったマリネ液に漬け、ゆでたレンズマメと一緒に盛り付けた。レンズマメの黒がバックグランドとなって、海老とセロリの色がきれいに映えるのも計算済み。ギャザリングの料理は味はもちろん、プレゼンテーションにこだわると、よりいっそう気分があがるというもの。
「作ったことのない料理は避けつつ、ほかの人が作りそうにないオリジナルレシピを披露するのがポイント。私の場合、シロップを使ったカクテルは欠かせないわ。料理はボーイフレンドや仲間と役割分担するのがコツね!」とカリーからのアドバイス。今度の週末は、早速仲間を呼んでギャザリングしてみない?
photos: Nicole Franzen Text:Uno Miko Cooking&Styling: Kari Morris(Morris Kitchen)