おしゃれな人は始めてる、「ギャザリング」のススメ!
ここ数年、耳にすることが多くなった「ギャザリング」という言葉。「集まり」を意味する単語で、最近は「人とおいしいものを囲み、時間を共有する機会」を指して使われることが多くなった注目のキーワード。実際に人と集い食卓を囲む行為が、人と人の距離を縮める。そんな食の力を実感することができるギャザリングを、『エル・ア・ターブル』も大プッシュ中。世界のクリエイターも夢中なギャザリングのお手本を、ニューヨークからお届け!
持ち寄りや役割分担で
気軽にギャザリングを!
「フローリストの友人がサンフランシスコから遊びに来たので、久しぶりにいろんな業界で活躍しているみんなで集まることになったの」と語るのは、N.Y.のブルックリン発の手作りシロップブランド「モリスキッチン」のオーナー、カリー・モリス。ふだんからシーズンごとに友人や同僚、近所の人たちを自宅のロフトに招き、ギャザリングを楽しんでいるのだという。
「ギャザリングの楽しさはメニューを考えるところからスタートするの。今日はベイカーで働いている友人がケーキを持参するというので、料理は私が担当。誰が何を持ってくるかは、事前に情報をシェアをするわ。今日はよく行くグリーンマーケットで立派なバターパンプキンを見つけたので、まず最初に決めた料理がパンプキンスープ。あとは、ゲストが取り分けやすい料理をいくつか用意したわ。準備にどれくらい時間がかけられるかによって、その日のメニューも変わるわね」と、カリーがメニューを説明してくれた。
ゲスト全員が揃うまでに時間がかかることもしばしば。本格的に料理をサーブするまでの間、到着した人から気軽につまみながら飲めるアペタイザープレートを用意しておくと安心。生ハム、チーズ、ピクルスなど買ってきたものを大きなプレートに盛り合わせるだけと簡なのに、テーブルも華やかに見える優れもの。
photos: Nicole Franzen Text:Uno Miko Cooking&Styling: Kari Morris(Morris Kitchen)