特集 2014/11/10(月)
世界のおやつ from Ecuador/あんり

死者の日限定スイーツって?~赤ちゃんパン&コラダモラダ~

日本のお盆のように、死者を弔う日がここエクアドルにもあります。地球の裏側では、どのようにこの日を迎え過ごすんでしょう? 実は、エクアドルのアンデス地方には独特な習慣、そしてとてもユニークな食べ物があるんです。今日はそんな死者の日スイーツについて、レポートします。

死者の日シーズンにしか味わえない、期間限定ホットドリンク! 赤ちゃんパンと必ず一緒に飲むのがこの紫色の飲み物「Colada Morada(コラダモラダ)」です。紫は悲しみの象徴で、原料はとうもろこしの粉。アンデス地域で採れるベリー、いちご、パイン、ババコ(パパイアのような見た目のフルーツ)等の沢山のフルーツを入れ、シナモン等のスパイスで味付けされています。味はいちごジャムを濃くしてどろっとさせた感じで、お腹にたまります。
 
私の会社では毎月の誕生日をみんなでお祝いするのですが、

なんと、スタッフひとりずつの名前を入れたグアグアデパンが登場! もちろんコラダモラダもいただきます。

私の名前のパンもありました(スペルが違うのも、さすがエクアドル)。中身は濃厚なキャラメルです。

今月のバースデースタッフには、特別に誕生日デザインのグアグアデパンが。お腹にろうそくをさすのはやっぱり気が引けるけれど、みんなで楽しくおいしく頂きました。大切な死者を弔い、赤ちゃんパンとコラダモラダを食べながら、家族一緒に過ごす特別な日。それがエクアドルの死者の日です。
 
期間限定ですが、10月にアンデス地域に来た際には是非、お気に入りのデザインのグアグアデパンを見つけてみてはいかがでしょう? ¡Buen provecho!!(←スペイン語で「お召し上がれ」) 

  • あんり●北海道で生まれ育ち、学生時代にアメリカ・スペインに留学。 大学卒業後に日系企業に就職するも、やりたいことxできることを叶えるために3年で退職。身に着けた語学と海外経験を活かし、日本と南米の懸け橋になりたいと、南米エクアドルにきて2年目。 現地旅行会社(http://www.surtrek.jp/)でガイドとしてマチュピチュ・ウユニ塩湖などのツアーに添乗しながら、南米を多くの日本人に知ってもらいたいと、ブログも執筆中(http://ameblo.jp/quito-anri/)。

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