アジアのベストレストラン50、決定!
去る2月23・24日に開催された、第2回アジアのベストレストラン50(Asia's 50 Best Restaurants 2014)。全アジアのトップレストラン50位にランクインしたレストランのシェフが、一堂に会する華やかでエキサイティングなイベントの様子を、シンガポールよりリポートする。
「アジアのベストレストラン50」は、イタリアのナチュラルミネラルウォーターブランド、サンペレグリノ&アクアパンナがメインスポンサーを務めるイベントで、4月にロンドンで行われる「世界のベストレストラン50」のアジア版。今年は2年目にあたり、昨年に引き続きシンガポールで開催された。アジア地域は、東京や大阪はもちろん香港やシンガポール、上海など大都市がひしめく高級レストランの激戦区。全体レベルも高いため、トップシェフたちの間には熾烈な競争がある。
一日目のフォーラム会場はラッフルズホテル。1887年開業、言わずと知れたシンガポール随一のコロニアルホテルは、ラグジュアリーでいながらどこかカジュアルな空気が流れ、緊張させない抜群のバランス感覚がうれしい。青空の下、木々の緑がまぶしい中庭をゆっくり通り抜けて、2階の会場ホールへ。フォーラムは午前・午後の2部構成で、多くのシェフがプレゼンテーションを行う。
年に一度、アジア中のベストシェフが集まるイベントは、フォーラム前後のカクテルレセプションも賑やか。熱帯の日差しがやや陰り、夕暮れの風がさわやかなテラスで、皆シャンパーニュのグラスを片手に再会を喜ぶ。久々に顔を合わせるシェフやフードジャーナリストたちは一年分の近況報告に忙しいものの、話題の中心はやはり、明日の順位発表だ。
>>次ページでは、招待シェフによるフォーラムとワークショップの様子をリポート
photos : Tomoko Osada text : Hiroko Sasaki cooperation : Singapore Tourism Board