服はたくさんあるけれど、似たものが多く、パターンが一辺倒
YUさんのクローゼットをチェックした長澤さんは、開口一番、「なるほど。ミニスカート好きですね。」。確かに、同じような形の台形スカート(色や素材違い)が出てくる、出てくる……。「20代前半だったらいいけれど、20代後半からはフェミニンな印象から、レディな方向にシフトチェンジしたいところ。職場でも先輩になってくるので、見た目のファッションに説得力が出るように、かといってパワーウーマンになりすぎない程度のレディな印象に仕上げるのがベスト。そのために必要なのは、ちょっとした色気なんです」と長澤さん。
まずは、クローゼットにあるアイテムを全部出して、断捨離スタート。捨てるものと残すものの基準とは?「無条件に好きなものは無理に捨てなくてOK。ただもう年齢的にも絶対に着ないものや、着倒して既にモトをとったなと思えるボロボロの服は迷わず処分。ベーシックな服だからと言って、いつまでも大切に取っておくのもナンセンス。例えば、白シャツやデニムなどベーシックなアイテムこそ、微妙にシルエットやディテールが変わってくるのでアップデートすべき!」。
>長澤さんのテキパキとしたアドバイスのもと、YUが手放したものとは……?
photo: HIDEYUKI KAWANA styling: MIKA NAGASAWA graphic design: HIKARI SAKURAI
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長澤実香(MIKA NAGASAWA)/スタイリスト
多くのファッション誌をはじめメンズやインテリア、ベビー服のディレクションとジャンル問わず多岐に渡って活躍中、多くの女優やモデル、タレントから絶大な支持を得る。ハイモードからヴィンテージまでをミックスしてリアルなモードに落とし込む手腕は、業界内でも随一と評判。自身のOL経験を生かしたお仕事のスタイル提案や、切れ味のよいコメントは説得力抜群。http://nagasawamika.com/