チェリーさん/「SUNRISE FIELD MARKETING」CEO、アーティスト
自分の顔形と逆のフォルムのサングラスが好相性
「サングラス選びで最も重要なポイントは、自分の顔形と逆の形を選ぶこと 。例えば 丸形にラウンドサングラスだと、丸顔の印象が際立ってしまいますよね。私の場合は顔形が少しベース型なので、丸みを帯びたサングラスを選ぶようにしています」と語るのは、エル・スタイルインサイダーのチェリーさん。
「サングラス選びはファッションと一緒。クリアタイプや明るいカラー系は夏に似合い、重厚感のあるフレームサングラスは冬服に合わせる……と、季節感に沿ったアイテム選びにも気を付けています 」。この日は、ゴールドフレームがポイントになった「LGR」のサングラスに、ヴィンテージ風のイヤリングをチョイス。「テンプル部分がゴールドなので、同じ質感のゴールドアクセでリンクさせて。サングラスの素材とアクセサリーのテンションを合わせるのがマイルール なんです」
【チェリーさん流、サングラスTIPS】
□トレンドのフラットレンズを先取り!
「今年は遊び心を取り入れたエキセントリックなものが多く、サイズ感はやや控えめな印象。装飾を施したものが目立ちますが、ただデコラティブなだけでなく、フラットなレンズを使用していたり、どこかストリートっぽいデザインに注目しています」
□サングラスはヘアとのバランスまでが重要
「ラウンド形のサングラスは、髪を結って顔の輪廓をあえて強調するようにしてます。キャットフレームの場合は髪を下ろしている方がエレガントに見えて、年齢や雰囲気まで違って見えます。前髪は、あまり気にしたことはないけれど、真っ黒な重厚感のあるサングラスのときには、ダウンヘアでピシッとセンター分けに仕上げます」
□バリエーション豊富な3ショップをチェック
「お気に入りのブランドは、『ティエリー ラスリー』。アセテート部分が美しく重厚感があるので、フォーマルなドレススタイルにあわせることが多いです。日本では『エストネーション』や中目黒の『プロップス』、『パリミキ』も品揃えが豊富なので逐一チェックしてます」
□イタリアンガールがスタイルサンプル
「1人挙げるとしたらキアラ・フェラーニ! 彼女はサングラスの取り入れ方が上手で、さすがイタリア人だなって思います。‘70年代のクラシックな映画からもヒントを受けることが多いです。この時代の女性は、赤いリップをつけて大きなサングラスだったり。こういったフェミニンなスタイルがすごく新鮮に感じます」
□TPOに合わせてサングラスをチョイス すべし
「ドレスっぽいフォーマルスタイルのときは、ベーシックで重厚感のあるものを。逆に、デニムやTシャツといったカジュアルスタイルのときは、遊びを効かせたデザインを選ぶことが多いです。基本的に、サングラスはユニセックスにつけたいので、男の子も女の子も同じテンションで取り入れる感覚が好きですね」
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Cherry/日本人の父とスペイン人の母を持つハーフモデル。エキゾチックな顔立ちが魅力でファッション誌で活動するほか、マーケティング会社でCEOを務める。趣味は日本舞踊、書道など多彩な才能の持ちあわせている。
photo:CEDRIC DIRADOURIAN(p.1~3)、YUSUKE KINAKA(p.4) text:MEGUMI OTAKE