オプティミスティック
楽観的に人生を謳歌する、“グラマー3.0”という女性像
数シーズン前から、グラマーな女性像やグリッターがカムバックしているのはご存じのとおり。デザイナーのドリス・ヴァン・ノッテンは、自らの2018年春夏コレクションをこう形容している。「規則は破るためにあることを知っている、楽観主義者がテーマ。例えば17時のカクテル、遊びに夢中になること、エレガンス……などね」。そう、2018年春夏は、これまで普遍的アイテムであったイブニングウェアが変化期を迎えている。「サンローラン」、「アーデム」、「メゾン マルジェラ」などでも見られたように、ドレスの足もとにはヒール靴を合わせて、スパンコールやグリッターとともに思いっきり楽しむ“グラマー3.0時代”が到来。ビバ、オプティミスト!
さらに、クリストバル・バレンシアガが有名にしたバブルスカートが復活。華やかに揺れるオーストリッチフェザーや、グラマラスなボリュームドレスも強いインパクトを残すこと間違いなし。
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「ステラ マッカートニー」や、「イザベル マラン」、「ジバンシィ」、「ヴェルサーチ」など、多くのブランドが‘80年代のトレンドやアイコンを登場させ、ミラノやパリのコレクションでは小気味よいノスタルジアが席巻したことにもご注目!
2018年春夏コレクションでは、元祖スーパーモデルの登場がSNSやインターネットを揺るがし、ストーンウォッシュのデニムやパフスリーブもカムバック。シンディ・クロフォードの娘カイア・ガーバーが新しいランウェイのスターとして彗星のごとく登場したことも記憶に新しい。そして、マイリトルポニーのカムバックも忘れないように!
illustration:IMAXTREE、GETTY IMAGES translation:HARUKA SAITO