エル・エディターのOKINI by YOKO

夢が叶った! クジラと一緒に泳ぎたい in 奄美大島

エディターが私的に夢中になっているものをリアルな目線でお伝えするデイリー連載OKINI! 本日はエディターYOKOが体験した奄美大島でのホエールスイム&ウォッチをリポート。

Photo AFLO

先週末、奄美大島に行ってきました。それは、ずっと夢だった「クジラと一緒に泳ぐ」ため! 毎年冬になると、子育てや繁殖のために沖縄付近に多くのクジラがやってくるのですが、今年は特に奄美大島に集中しているらしい…そんな噂を聞きつけて、即奄美行きを決定! 長年クジラを撮影しているという、水中カメラマンの船に同乗させてもらうことになりました。
まだ夜が明けきらない早朝から船に乗り、大海原でクジラを探します。手がかりはクジラが吹く潮吹き(ブロウ)。数十分に1回呼吸のために上がってくる彼らの気配を、360度目をサラのようにして探すんです。毎日PCモニターばっかり見てた目には、1キロ先の水しぶきなんて全然目に入らない(涙)でも慣れてくると徐々に見つけられるようになって、これが楽しい! 潮を見つけたら全速力で船を走らせアプローチします。
ザトウクジラは歌を歌うのでも有名。海中にマイクを入れて何頭がどれくらい近くで歌っているかも聞きながら、ひたすら見えない姿を追跡します。(さらにこの歌はAメロ、Bメロ、サビがあって、今年の流行まであるらしい)

そんな追いかけっこを何回か続けている間に、気づけば船は4、5頭で泳いでいる鯨の真ん中に!右に左に10m近い黒い背中が浮かび上がり、みんな大興奮!!遂にチャンス到来でいっせいに海へ飛び込みます。
今までマグロやサメやイルカや、いろんなものを海で見てきたのですが、やっぱりクジラって「キング・オブ・哺乳類」。思わず水中でうわー!っと叫んでしまうほど、畏敬の念を抱かせるスケール感です。きっと海に入ってきた人間なんて彼らから見ればアリンコ同然……見とれている間に悠然と海の底へ泳いで行ってしまいました。

水中用のカメラを持っていない私…ジャンプはイメージカット。下はチームのメンバーがGoProで撮ってくれた、必至で追いかけるの図。Photo AFLO(above),Gerushi(down)

別の日はクジラのジャンプに大遭遇。必死で姿を追いかけていたら、いきなり船の後ろでドドーンと打ち上げ花火のような音がして、白いおなかが水の中へ!!その後も競うようにブリーチングは続き、バッシャーンと飛び跳ねるたびに一同拍手喝采! 20トンの巨体が見せる大スペクタクルは、とにかくアガります。
今回出会ったのはアクティブなオスだけで、狙っていた親子に会えなかったのが唯一の心残り。親子は動きがゆっくりで、ずーっと長い間一緒に泳げるらしいので、来年こそは親子に出会いにリベンジしたい。

ちなみに、宿泊していたコテージオアシスは河瀬直美監督が『2つ目の窓』のロケ中に滞在していたそうで、みんなのサインが壁にはってありました。もともと大好きな映画だったのですが、奄美の呼吸を感じた今は、ますます大切な一本になりそう。久々に見直そう~と楽しみにしています。

  • Illustration DAICHI MIURA

    YOKO:カルチャー・ライフスタイルエディター
    さんざん海の話を書いたけれど、奄美で出会ったもう一つのOKINIが猪肉。琉球猪という本州とはちょっと違う種類だそうで、地元の人が仕留めたものをバーベキューでいただいたのですが、その味はまさにイベリコ豚!あまーい脂が、島の黒糖焼酎に合う合う♪ 

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