女性で本当に幸せ? エルが世界で“幸福度”を大調査
世界45の国と地域で発行されている「エル」。女性のライフスタイルすべてを包含する雑誌として創刊されたそのエスプリをもとに、2014年に全世界同時に“幸福度調査”を実施。来たる2015年6月13日(土)開催する「ウーマン・イン・ソサエティ」を目前に、まずは「幸福感」「女性の地位」「環境」部門でのベスト&ワーストをご紹介。さて、日本の女性の幸福度は?
(実施期間:2014年3月7日~4月24日 世界45の国と地域の2万3932人、日本982人からオンライン回答)
最初に訊ねたのは、「あなたは幸せだと感じているか?」 という主観的な回答。
「概ね幸せ」「とても幸せ」と答えた女性を合計すると、日本はなんと89%。この結果は“微笑みの国”と呼ばれるタイを超える数値で、トップのケベックに次いで世界第2位。逆にワースト2位はお隣韓国で、日本の半分以下の40%という結果。意外なのは、イタリアがワーストで35%。どうやら、“幸せそうに見える”ことと“幸せだと感じる”ことはまったく別の様子。
幸福感での結果とは逆に、日本がワーストクラスになってしまったのが「経済や政治の世界で重要な地位に充分な数の女性が就いているか?」 という質問。「Yes」が18%のインドとほぼ同等、たった19%。男女平等指数でも最低ランクをつけられてきたこれまでの歴史同様、最悪の結果が出てしまった様子。男女の差は小さくなったと言われても、実際日本の女性たちは「重要なポストに女性が就けていない」と考えていることが発覚した。
お次は、「女性を取り巻く環境が良い状態に整っているか?」
という問い。ベストはオーストラリア! 9割以上の女性が環境に満足しているよう。一方、ワーストは近年W杯や来年のオリンピックなどで話題沸騰中のブラジル。「良い」と答えたのは、たった31%。経済は発展しても、女性の環境は整っていない様子。それを笑っていられないのが日本で、お隣中国と並んで結果は過半数に満たない40%台。女性たちが求める十分な環境整備は、まだまだ改善の余地がありそう。
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