男性上位のエンタメ界に風穴を! 自ら製作会社を興した女優17人
最近、「プロデューサー」と「演者」の二足のわらじを履く女優たちの活躍がめざましい。リース・ウィザースプーンが製作にかかわっているドラマ「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」がゴールデングローブ賞テレビ部門最多4部門を受賞したことも記憶に新しいのでは? しかし、いまだに男性が支配する映画業界で、女優が製作にまで関わるのはかなり稀。男性からのセクシズムに対して女性たちが声をあげられるようになってきた今だからこそ、自ら製作プロダクションを興し、男性上位のエンタメ業界に一石を投じた女優17人をご紹介。
リース・ウェザースプーンはかつて母にこういわれたそうだ。
「なにかをなし遂げたいと思うのなら、自分で始めなさい」
スクリーン上でも舞台裏でも、ハリウッドで仕事を得る女性の少なさにリースが気づいたとき、自分で製作会社を興すことに決めた。
「#MeToo」ムーブメントと大物プロデューサー ハーヴェイ・ワインスタインへのセクハラ告発によって、映画業界を支配する男性優位のセクシズムに対して女性が声をあげられる時代になった。そして、問題を是正するために「Time's Up」などの行動を実際に起こしているのだ。女優たちが自ら製作も担当する歴史は意外と長い。1900年代初頭、ハリウッド映画黎明期の女優であるメアリー・ピックフォードは、「女優」と「プロデューサー」という肩書きの両方を持っていた。映画スタジオ「ユナイテッド・アーティスツ」を創設し、他人に雇われるだけではなく、自分に役割と仕事を与え、映画を作り上げたいという志を持った女性たちへの道しるべを作った。
メアリーの意思を継ぎ、スクリーンの舞台裏でも舵を取る現代の女優17人に注目したい。
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