グザヴィエ・ドラン、アデルのPV製作秘話を語る!
4年ぶりのニューアルバム『25』を来月リリースするアデル。それに先駆けてシングル「Hello」のPVがリリースされたそう。PVを監督したグザヴィエ・ドランが、雑誌『ピープル』誌のインタビューでアデルとの出会いや製作秘話を明らかに!
アデルのニューシングル「Hello」のPVを監督したのは、映画『わたしはロランス』『Mommy/マミー』などのグザヴィエ・ドラン。インタビューによると、コンタクトを取ったのはアデルから。
「彼女が会いたいと言ってくれたんだ。驚いたよ。曲を聴いてすぐに好きになったし、PVを監督したいと思った」とか。でも「何かストーリーを思いつくことができるだろうかと恐怖心のようなものを感じた。とはいえ緊張のあまりアデルに“この曲は大好きだよ。でも僕はこの曲にふさわしい人間とは思えない”とは言えなかったんだ。だけどそんなことにはならなかった。この曲もアデルもすぐにインスピレーションを与えてくれたよ」と語る監督。なんと「映像がすぐにクリアに浮かび上がってきたんだ。この曲を聴きながら映画を観ているような気分だったよ。目を閉じると家のなかを歩き回り、電話をかけるアデルの姿が思い浮かんだんだ」というから天才的!
ちなみにこの“電話”も注目の的。アデルがこのPVの冒頭で使っているのはスマートフォンではなく折りたたみ式の携帯電話。その理由を聞かれると「大きな理由があるわけではないんだ。iPhoneを登場させると、iPhoneのコマーシャルを撮っているような気分になる。気が散ってしまうんだ」とか。
4年ぶりの新作、しかもアデル直々のご指名でグザヴィエ・ドランが監督、そして監督も“ひと聞き惚れ”なんて、どこを取っても必見の一本。見ていない人は今すぐチェック!
text : Yoko Nagasaka