サム・スミス、アカデミー賞受賞スピーチで大炎上
現地時間2月28日(日)に開催されたアカデミー賞で、歌曲賞を受賞したサム・スミス。受賞スピーチのひとことが原因で大炎上してしまったもよう。
きっかけになったのは受賞スピーチでサム・スミスが語ったこのフレーズ。「数ヶ月前にイアン・マッケランの記事を読んだ。ゲイであることをオープンにしている男性で今までアカデミー賞を受賞した人はいないと書いてあった。それが本当でも、そうでなくても僕はこの賞を世界中のLGBTコミュニティーに捧げたい」。
感動的ではあるけれどこれはサムの記憶違い。マッケランは「オープンにしている“俳優”で」と語っていて、ゲイをオープンにしている受賞者はこれまでもエルトン・ジョンやペドロ・アルモドバルらがいるそう。
当然、サムには世界中から反論が! それに対してサムは「公言しているのが2人目とか、3人目とか4人目とか100人目とかそういうことが言いたいのではない」「僕の愛するLGBTの世界に光が当たったということが言いたいんだ」と反撃。
サムに反論した中には2009年に映画『ミルク』で脚本賞を受賞したダスティン・ランス・ブラックも。ダスティンは「僕のことを知らないなら、僕の婚約者にテキストするのはやめてくれ」とツイートしていたとか! ダスティンの婚約者とは水泳選手のトム・デイリー。普通に考えれば冗談だとわかりそうなものだけれど、もちろん彼らの関係を知らない多くのネット民は、サムがトムにちょっかいを出している!? と新たな騒ぎが勃発! これにはダスティンが「サムとトムは友達なんだ」とツイート、ジョークだったことを説明し鎮火を図ったとか。
一方、サムはダスティンに受賞を指摘されると「混乱してごめん。君の映画をチェックするよ。遅ればせながらオスカー、おめでとう」とダスティンに謝罪ツイート。謝罪したものの大舞台のスピーチで引用ミスした上に、友達の婚約者のオスカー受賞作にしてLGBTの政治家を描いた名作『ミルク』も見てないことが発覚しちゃったサム。いろいろツメが甘すぎ!
text : Yoko Nagasaka