ニコール・キッドマン、女性監督を増やすためには「行動するべき!」
ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ行為が発覚したのをきっかけに、ハリウッドのプロデューサーや監督が男性に独占されていることを問題視する動きが起きている。女性監督やプロデューサーを増やそうという声が上がる中、ニコール・キッドマンが行動を起こしていることを明らかにした。
雑誌『グラマー』のインタビューに答えたニコール・キッドマン。1年半に1回は女性監督と仕事をしようと決めていることを明らかにした。
「俳優というのは、何かをオファーされるものなの。その何かをオファーしてくれる女性がいなかった。なぜなのか細かく見てみると、彼女たちにはチャンスがないからだってことに気がついた」とニコール。「私は女性のガン患者のためにお金を集める活動をしているし、女性に対する暴力を撲滅するために声を上げている。だから『私の仕事分野で男女の数を変えられるようなムーブメントに参加する必要があるわ』って思ったのよ」。
考えるだけでなくて行動するべきというのがニコールの主張。「何かを擁護するなら具体的に動かなくては。『オーケー、レベッカ、あなたは映画を作っているのね? では一緒にやりましょう』『予算は多くはないけれど、この作品をやりましょう。あなたと共に戦うわよ』っていう感じなの」。ちなみに次の作品では女性監督カリン・クサマとタッグを組むことも明かしている。
ハリウッドのトップに女性たちを!と主張するのも重要だけれど、このような具体的な取り組みも大切。彼女がこれからどんな作品を選んでいくのか、乞うご期待!。
text : Yoko Nagasaka