モナコ王室、映画『Grace Of Monaco』は観ない?
ニコール・キッドマンがグレース・ケリー公妃を演じたことで話題の『Grace of Monaco(原題)』。モナコ公国の王室の人たちは作品の出来に不満とか!
ニコール・キッドマンがモナコ公国公妃グレース・ケリーを演じる映画『Grace of Monaco(原題)』。今年5月に開催されるカンヌ映画祭のオープニングで上映される予定だそう。でもモナコ公国の王室からは誰も出席しないとか!
この作品はグレース公妃とレーニエ3世、つまり現在のモナコ大公であるアルベール2世の両親が主人公。そしてこのアルベール2世がこの映画の内容に不満を抱いているそう。関係者によると、公妃が美しく素晴らしい人物として描写されている反面、レーニエ3世が指導者としても弱く、妻を束縛する嫌な人物として描かれていることに怒っているそう。撮影に入る前、アルベール2世はプロデューサーに脚本の変更を求めたけれどプロデューサーはこれを却下! このせいで王室側は「史実と違う」と怒り、プロデューサーも「上映会に王室の人々は招待しない」と拒否しているそう。
ちなみにこの作品、ニコールばっかり目立っているけれど、問題のレーニエ3世を演じるのはイギリス人俳優のティム・ロス。確かにニコールに比べたら圧倒的に地味、弱々しく見える気がする。
text : Yoko Nagasaka