マット・デイモン、ワインスタインのセクハラを「ベン・アフレックから聞いた」と告白
かつてハーヴェイ・ワインスタインの支援を受け、ベン・アフレックと出世作『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』を製作した俳優マット・デイモン。2017年10月23日(現地時間)にアメリカの人気情報番組『グッド・モーニング・アメリカ』に出演し、「グウィネス・パルトロウがワインスタインのセクハラ被害に遭っていたことは知っていた」と打ち明けた。
司会のマイケル・ストレイハンに対し、「グウィネスが被害に遭ったことはベン・アフレックから聞いた。彼女はブラッド・ピットの後に、彼と付き合っていたからね」「それに僕は映画『リプリー』でグウィネスとハーヴェイと仕事をしたことがあるよ」と告白。
米『ニューヨーク・タイムズ』紙によると、当時22歳だったグウィネスは、ワインスタインから受けたセクハラ行為を恋人ブラッド・ピットに報告。それに激怒したブラッドはワインスタインに猛抗議したという。
"He didn't do it out in the open." - Matt Damon on Harvey Weinstein: https://t.co/fBSMwurc1A pic.twitter.com/oj1xEPTapz
— Good Morning America (@GMA) 2017年10月23日
マット曰く、「ベンからも話は聞いていたけど、その後何らかの方法でグウィネスとハーヴェイが和解したのも知っている」「グウィネスは自分で問題を解決した。そしてその後、ミラマックスのファーストレディとなったグウィネスに対し、ハーヴェイも敬意を持って接していたよ」とのこと。
そしてハーヴェイと仕事をしていくうちに、彼の「いじめっ子」で「女性たらし」な一面が見えてきたと語っている。でもグウィネス以外のセクハラ被害や権力を悪用するハーヴェイのセクハラパターンについては知らなかったのだそう。
ちなみにマットと『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』を共作したベン・アフレックは今月上旬、自身のフェイスブックに「一緒に仕事をした男性(ワインスタイン)が自分の立場や権力を悪用し、何十年にもわたり女性たちを怖がらせ、性的暴力を加え、操っていたと聞いて、悲しいし怒りがこみ上がる」と投稿。その前にもエンタメサイト『デッドライン』に「ハーヴェイと5〜6本の映画を一緒に制作したけれど、僕も彼のセクハラ行為を一度も見たことがない。多くの俳優や女優たちがその行為を目撃したと発言し、僕ら(ベンとマット)も黙認していると言うけれど、それは事実ではない」と話していたけれど、今回のマットの証言と食い違う結果に.....
インタビューで「ハーヴェイは陰に隠れてセクハラ行為を行っていた」とコメントしたマット。それに対し、同席していたジョージ・クルーニーは「セクハラ被害を受けた女性たちが、そのことを公で話せるような環境を作って行かなければならない。そうすれば、陰でセクハラを行っていた人たちを追い払うことができるのでは」と提案している。そうした男性たちのサポートにより、女性たちもより良い環境で生活し、働けるようになるかもしれない。
Courtesy of Good Morning America Photos: Getty Images Translation: Reiko Kuwabara From Marie Claire