ノーベル平和賞を受賞したパキスタンの活動家マララ・ユサフザイ。女性が教育を受ける権利のための活動が評価され、史上最年少の17歳で受賞することになった彼女が授賞式のためにオスロに到着、式に先立って記者会見に出席したそう。
 
もう一人の受賞者、インドの児童人権活動家カイラシュ・サティアルティ氏と会見に応じたマララ。「子どもたちの権利のために闘ってきたサティアルティさんと一緒に受賞できたことを誇りに思います。私はただ賞を受け取りにこの場に来たのではありません。子どもたちに立ち上がって権利のために闘おうと伝えるためにここにいるのです」とコメント。
 
教育が何よりも重要だと訴え続けてきたマララ。会見でも「私たちの望みは簡単なものです。iPadが欲しいと言っているわけではありません。ただ一冊の本とペンが欲しいと言っているだけです。なぜ私たちはそれを与えることができないんでしょう。それが世界を変えるのに」と訴えたそう。
 
「このノーベル賞は教育を受けたいと思っている全ての女の子のためのもの」とコメントしたマララ。これからの活動に期待すると共に、一冊の本を求める世界中の子どもたちの存在に改めて思いを馳せたい。