2016/1/22(金)
ルピタ・ニョンゴもアカデミー賞の多様化問題にコメント
俳優部門の候補者がすべて白人だったことに批判が噴出している今年のアカデミー賞。授賞式への欠席を表明したスパイク・リー監督や女優のジェイダ・ピンケット・スミスに続き、ルピタ・ニョンゴもメッセージを出したそう。
2014年にアカデミー賞助演女優賞を受賞しているルピタ・ニョンゴ。今回のアカデミー賞の候補問題についてインスタグラムでメッセージを発表したそう。
ルピタは「今年のアカデミー賞が多様性を受け入れていないことに失望しています」とコメント。さらに「このことを通じて、見えない偏見や私たちの文化の中で名声の持つメリットがどのようなものか、考えさせられました。賞は現代社会における芸術を定義するものではなく、今、私たちが提供しなくてはいけない芸術の一番よい部分を多様な形で表すものでなくてはなりません」「私はもっと多くの物語が語られること、それを語る人々への認識が変わることを求めている仲間の味方になります」と締めくくったそう。
ルピタが授賞式に出席するのかどうかは明らかにされていないけれど、人気実力派女優のルピタの意見は広く影響を与えそう。授賞式まで他の映画関係者がどのような反応を見せるのか、そして今回の式だけでなくエンタメ界全体の問題として注目したい。
text : Yoko Nagasaka