海外セレブゴシップ 2014/7/18(金)

「ゴシップガール」レイトン・ミースター、フェミニスト的コラムが話題

現在ブロードウェイの舞台「二十日鼠と人間」に出演しているレイトン・ミースター。この作品について「私は娼婦じゃない」と題しエッセイを寄稿したそう。その内容があまりに知的なので話題に!

レイトン・ミースター(Leighton Meester) photo : Getty Images

ジョン・スタインベック原作の舞台「二十日鼠と人間」に出演しているレイトン・ミースター。実はこの役を演じた彼女に「ニューヨークタイムス」や『タイム』といった雑誌の批評家たちは、辛辣な批評を連日のように掲載。内容は主に「“アバズレ”としての面が欠けている」というもの。これに対し、積もり積もった怒りのような反論文を掲載したという訳。
 
この作品考察は、ニュースサイト「ハフィントンポスト」に掲載。作品の舞台は1930年代でも、レイトン曰く「現代社会にも通じる部分がある」との内容。彼女が演じているのは、常に男性の気を引こうとしている“ヴァンプ(毒婦、妖婦)”な女性で、名前もない“カーリーの妻”という役。そんな役だからか物語の終盤、彼女が殺される場面なのにも関わらず観客からは嘲笑が起きるそう。レイトンはそれに触れ「彼女が犠牲者なのに、なぜ嫌われるのでしょうか。彼女が本当に害のない女性なら、なぜ男性たちは彼女を恐れるのでしょう」と文中で問いかけている。批評家のなかには「死を彼女が自ら望んでいた」と読む人もいることもあげ「どこの女性が暴力を振るわれたりレイプされたりすることを望んでいるというの?」と反論。そして同役のオリジナルキャストであったデイジー・イーガンの言葉や、作者スタインベックの言葉をあげ、「スタインベックはカーリーへの反応を通して、観客たちが自分の不寛容さ、偏見、残酷さや無知に改めて気がつくことを意図している」と分析。

 
「観客たちが彼女の死をあざ笑うのを目にする度に、私はカーリーの妻が感じたであろう孤独に胸を打たれます。彼女は人と語り合い尊敬されること、なによりも人としての尊厳を求めていた」と語るレイトン。彼女が非常に深く作品とキャラクターを見つめた上で、意図して“アバズレ”的な要素を避けていることは一目瞭然。この寄稿は「二十日鼠と人間」を観る客が内側に抱える性差別を糾弾する、フェミニズム的に価値ある内容とのことで、SNSであっという間に拡散された様子。ドラマ「ゴシップガール」出身のアイドル女優のイメージがつきまとうレイトンだけど、これは大物女優になる予感! 

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