レア・セドゥ、『007』最新作はフェミニスト映画?
日本でも12月に公開が予定されているシリーズ最新作『007 スペクター』。ボンドレディを演じるレア・セドゥが、これまでのボンド映画との違いを語ったそう!
製作発表でサム・メンデス監督が「ボンドガール」ではなく「ボンドレディ」と紹介したことも話題になった『007 スペクター』。モニカ・ベルッチとともにボンドレディを演じたレア・セドゥが、これまでの『007』シリーズに登場する女性キャラクターとの違いを新聞「メイル・オン・サンデー」に語ったそう。
レアが演じたのはボンドの敵役の娘マデレーン。レア曰く「彼女は反逆児。暗殺者の娘で彼女の父親が物語のミステリーを解くカギになるのよ」「彼女はこれまでのボンドガールと同じようにセクシーでボンドと関係を持っているけれど、彼を必要としたり、彼に守ってもらうのを待っていたりしないの」とか。
レアによるとこれは時代の流れを受けた結果。「マデレーンはフェミニストの意識の産物」であると分析、「この映画はとても政治的。プロデューサーたちはこの作品をフェミニストの立場から考えた。マデレーンはボンドと対等で、彼の世界の一部になりたいとは思っていない」と語ったそう。
「この関係はボンド映画から予想するものとは違う。もっと情熱的で複雑で深いのよ」と語るレア。昨今のフェミニズムの盛り上がりをどう反映させているのか、乞うご期待!
text : Yoko Nagasaka