イギー・アゼリア、グラミー賞が取れなくてよかった?
先月開催されたグラミー賞。最優秀ラップアルバムなど4部門にノミネートされつつも受賞できなかったイギー・アゼリア。でも賞を逃したことを喜んでいるとか。その理由は一体!?
最近ラジオ番組に出演したイギー・アゼリア。グラミー賞について「賞は欲しくなかった。ノミネートされるとも思っていなかったの。受賞したら“こんなの欲しくない! 私の前からどけて!”って言ったでしょうね」と語ったそう。その理由は「みんなはもう十分に私のことを嫌っているから。これ以上、嫌われる必要はないと思う」からだそう。
白人ラッパーのイギーには以前から風当たりが強く、黒人女性ラッパーのアジーリア・バンクスからは人種問題を背景にSNSでバトルを仕掛けられたことも。そのため賞を取ったら、さらに批判されるというイギーの意見には頷けるものが……。
ちなみに今回、最優秀ラップアルバム賞を受賞したのはエミネム。彼も白人ラッパーだけど、イギーはこれについて「エミネムは何度も賞を取っているし、みんな何も言わない。だから単に私のことが嫌いなんじゃないかと思う」とコメント。雑誌『USウィークリー』誌はこの報道でラップ界ではアフリカ系アメリカ人、さらに男性アーティストが優勢であることをやんわり指摘。イギー個人に対する好き嫌いはさておき、ここでもやっぱり男女格差が問題なのかも。
text : Yoko Nagasaka