2016/1/13(水)
デヴィッド・ボウイ、ナイトの称号を断っていたのはなぜ?
世界中に大きな衝撃を与えたデヴィッド・ボウイ逝去のニュース。生前、彼がナイトの称号を断っていた理由が、英国で改めて報じられたそう。
ミック・ジャガーやポール・マッカートニー、エルトン・ジョンなどナイトの称号を持つミュージシャンと親交のあったデヴィッド・ボウイ。でも彼自身は称号を持っていないそう。でもこれは英国王室がボウイに称号を授与しようとしなかったというわけではないとか。反対に王室からのオファーをボウイが断っていたという噂を、イギリスの新聞「ミラー」紙が改めて報じている。
2000年にはイギリス人の生活に「際立った、革新的な貢献をした」功績を認められ、大英帝国勲章CBE(コマンダー)を授与するというオファーを受けたボウイ。しかし「それが何のためのものなのかわからない」という理由で断っていたそう。
さらに2003年にはナイトの称号もオファーされていたとか。でも「僕は称号を受けとりたいと思ったことはない。僕はそういうもののために人生を費やしてきたわけではない」と断ったとか。
友人のミュージシャンたちが“サー”の称号を得る中、自分の信念を貫いたボウイ。この言葉に改めて彼の美学を見ることができる。
text : Yoko Nagasaka