シンシア・ニクソン、タレント政治家は「みんながだめというわけではない」
ニューヨーク州知事に立候補しているシンシア・ニクソン。いわゆるタレント候補であることに対する批判に答えている。
先週トーク番組に出演したシンシア・ニクソン。秋に行われるニューヨーク州知事選に立候補している彼女は、まず民主党候補の座を巡って現職のアンドリュー・クオモ州知事と争うことになる。集会を開き選挙活動に励んでいるけれど「俳優出身のセレブ候補で政治のプロではない」という批判の声も。
番組の司会者スティーブン・コルベアにも「僕たちはもう1人タレント候補を望んでいるのかな? だってホワイトハウスにいるのがうまいこと仕事ができていないから」とこの点を指摘されたシンシア。すると「そうね、彼はうまいこと機能していないわね」と完全同意。でもドナルド・トランプ大統領を批判しつつ「政治界に進出したセレブがみんなだめというわけではないわ」とも。
「政治家になると活動の基盤が得られる。でもその基盤を生かして何をするかはあなたが選ぶものなの。自分や他の1%の人に大きな税制優遇を与える? それともあなたの声を必要としている大切なこと、例えばLGBTQの人たちの平等な権利や女性の健康や権利のために戦う?」とコメント。トランプ大統領と自分は違う、とアピールしている。
トランプ大統領が国内外で様々な問題や批判を引き起こしていることから、アメリカではシンシアのようなタレント候補を見る目が一層厳しくなっている。そんな中、ニューヨークの街中を歩いたり地下鉄に乗ったりと地道に選挙活動を続けているシンシア。今後これからどう闘っていくのか、要注目。
text: Yoko Nagasaka