リアーナに次ぐ打撃! スナップチャット、今度はクリッシー・テイゲンのツイートで1億ドルの損失
著名人からのネガティブなフィードバックが続けば、スナップチャットは経済的な大打撃を受けることになりかねないのだとか。
ツイッターで1000万人以上のフォロワー数を誇るクリッシー・テイゲン。先日自身のツイッターに「スナップの使用をやめた」「スナップチャットのアップデート、私のアカウントが見つからないというファンからのクレーム、そしてリアーナの広告.....もうこりごり」と投稿し、突如スナップチャットにお別れを告げたそう。
I stopped using snap. The update, the constant complaints of people not being able to find me, plus the Rihanna poll...no bueno
— christine teigen (@chrissyteigen) 2018年3月24日
クリッシーのいうリアーナの広告とは、3月上旬に掲載されたこちらの広告のこと。
Is it just me, or is this ad that popped up on my Snapchat extremely tone deaf? Like what were they thinking with this? pic.twitter.com/7kP9RHcgNG
— Royce Mann (@TheRoyceMann) 2018年3月12日
クリス・ブラウンが2009年にリアーナを殴って逮捕されたことを引き合いに出しているため、リアーナは自身のインスタグラムに声明を投稿し、「DVを軽視した」とスナップチャットを痛烈に批判した。
金融の専門家ジョン・ハーゲンセン氏曰く、こうした著名人によるネガティブなフィードバックが続けば、スナップチャットは経済的な大打撃を受けることになりかねないという。「いわゆるインフルエンサーたちがソーシャルメディアの成長を牽引しています。だから彼らの支持も不支持も株価に大きな影響を与えるのです」
その証拠にスナップチャット運営会社のスナップ株は、リアーナの声明により5%下落し、クリッシーのツイートにより1億ドル(約105億円)の損失を出したと報じられている。またカイリー・ジェンナーも今年2月、「スナップチャットのアプリを活用しなくなった人、他にもいる?私だけかな.....なんだか悲しいね」とつぶやいたことにより、スナップチャットに15億ドル(約1600億円)以上の損失をもたらしたらしい。
でもこうした株価の変動による損失は、長期的な株価の下落につながるのだろうか? ハーゲンセン氏によると、一時的な要因によって株価が大きく変動することはよくあるのだとか。「でも最初は一時的でも、ほかのセレブたちを雪だるま式に巻き込んで行けば、致命的なダメージを受けることもあります。そのいい例がMyspaceですね」
そして投資家に対し、セレブから利益を生み出しているソーシャルメディアに頼るのではなく、他の投資先も探すようアドバイス。「投資家にとって、分散投資も大切です」「カイリー・ジェンナーが次にツイートするメッセージを予想できる人はいないし、全資金をカーダシアン家の行動や発言に託したい人もいないと思います。だから投資信託やETFを購入し、資産配分を再調整しましょう。そうすれば、老後の心配をすることなく、リアリティ番組を楽しむことができると思います」
サービスや広告に対する不満の声が高まる中、スナップチャットは復活を遂げることはできるのか、そしてセレブたちのスナップチャット離れを止めることはできるのか、今後の展開を見守りたい。
Courtesy of Chrissy Teigen, Royce Mann, Rihanna Photos: Getty Images Translation: Reiko Kuwabara From Marie Claire