クロエ・グレース・モレッツ、新作の広告に怒り
ボディイメージやフェミニズムの問題について積極的に発言しているクロエ・グレース・モレッツ。自分の新作の看板に激怒していることが明らかに。
問題となったのは韓国のアニメ映画『Red Shoes & the 7 Dwarfs(原題)』。クロエ・グレース・モレッツはヒロインの白雪姫の声を演じている。 この映画は白雪姫が小人になってしまい、その呪いを解くために赤い靴を探す冒険に出るというストーリー。先月末に開催されたカンヌ国際映画祭でも、この映画の看板が掲げられていたという。
でもこの看板が問題に! スレンダーな白雪姫の隣に、ぽっちゃり系の白雪姫が並んでいるイラストに「もし白雪姫が美しくなかったら?」とキャッチコピーが書かれている。見た人からは「太っていて背が低いということは美しくないということなの?」という疑問が浮上! これまでクロエが体型に対する中傷をなくそうとメッセージを発信、フェミニズムの活動にも取り組んできたことから、ファンの中からは失望の声も。
How did this get approved by an entire marketing team? Why is it okay to tell young kids being fat = ugly? @ChloeGMoretz pic.twitter.com/PVhgwluGTM
— Tess Holliday (@Tess_Holliday) 2017年5月30日
これに対してクロエはTwitterで「私もみんなと同じように驚いて怒りを覚えている。この宣伝は私や私のチームが承認したものではない」と説明している。
映画やテレビ、雑誌のグラビアがこれまで提示してきた画一的な美しさから脱しようという動きが高まる中、確かにこの宣伝は時代遅れの感も。ちなみにクロエ曰く「実際のストーリーは若い女性に対する力強いメッセージであり、私も共感した」。看板は残念な結果になってしまったけれど、クロエも共感したというストーリーには期待したい。
text : Yoko Nagasaka