映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で主演男優賞を受賞したケイシー・アフレック。この部門のプレゼンターを務めたのは昨年、主演女優賞を受賞したブリー・ラーソン。彼女はケイシーにオスカーを手渡しハグはしたものの、スピーチをするケイシーへの拍手はなし！　あからさまにお祝いムードではない様子を漂わせていた。

実はケイシー、2010年に監督映画『容疑者、ホアキン・フェニックス』のプロデューサーと撮影監督の女性に対するセクシャルハラスメントで訴えられた過去の持ち主。ケイシーは否定していたけれど、撮影監督の女性は「ケイシーが夜、彼女が寝ているベッドに入り込んで寄り添ってきた」と主張している。

一方のブリーは映画『ルーム』で性犯罪の被害者を演じ、昨年主演女優賞を受賞。プライベートでも性犯罪の被害者のための活動に取り組み、昨年のアカデミー賞授賞式ではキャンパスレイプの被害者たちを抱きしめ涙するシーンも！　そんな彼女がセクハラ容疑の濃厚なケイシーにいい感情を抱いていない可能性は大。彼の受賞に内心不満を感じている、というのもあり得る話！

ちなみにケイシーがスピーチをしている間に冷たい態度を取っていたのはブリーだけではなかったことが明らかに。なんとモデルのクリッシー・テイゲンは観客席で居眠り！　夫でミュージシャンのジョン・レジェンドの肩にもたれて寝こけているところをカメラにキャッチされている。

クリッシーのことだから長い授賞式に疲れちゃった、または夫とのラブラブぶりを見せつけたかっただけかもしれないけれど、「セクハラ男の話は聞きたくない」という意思表示である可能性もあり。いずれにしても聞く気はゼロ！

セクハラ裁判では和解金を支払い示談で解決したケイシー。疑惑を完全には払拭できていない彼が受賞したことに驚く声もちらほら出ているハリウッド。彼女たちの反応がこれからどんな波紋を呼ぶのか注目したい。