ベネディクト・カンバーバッチ、ゲイへの偏見と闘う
新作映画『The Imitation Game(原題)』で数学者のアラン・チューリングを演じたベネディクト・カンバーバッチ。同性愛者に対する差別と断固闘う姿勢を明らかに!
新作映画『The Imitation Game(原題)』で数学者のアラン・チューリングを演じたベネディクト・カンバーバッチ。チューリングが同性愛者だったことから、最近のインタビューでは同性愛者の権利に対する考えを明らかにしたそう。
「信仰や性的な指向が理由で人を斬首刑にする国はまだある。非常に恐ろしいし古くさいことだと思う」と語るカンバーバッチ。さらにハリウッドでも同じような差別が残っているとコメント。「ハリウッドで主演俳優として売り込むつもりなら“僕はゲイだ”ということは今でも大きな障害だ。残念なことではあるけれど。同性愛者だけど、それについて話したがらない、もしくは否定する俳優を僕たちは知っている。いったい彼らがどうやって対処しているのかわからない」「人権運動や同性愛者の権利運動はこの40年間で大きな社会的進歩を遂げた。でもまだ課題は残っている」と語ったそう。
カミングアウトするセレブも多いハリウッドでもこの状況であることを考えると、それ以外の場所ではまだ問題は山積みなはず。「自分と同じ信仰を持たなければ殺す、という人たちとは死ぬまで闘う」というカンバーバッチの心意気に惚れつつ、改めて人権や平等について考えてみたい。
text : Yoko Nagasaka