ワーキングマザーは辛いよ。ヴィクトリア・ベッカムがまさかの弱音
3月には自身のブランドのオンラインストアがオープン、それに先駆けて人気のアイテムを集めたアイコンコレクションを発表、いつもファッショナブルで“生活疲れ”した姿など見せたことがない完璧な女、ヴィクトリア・ベッカムがワーキングマザーであることの辛さを打ち明けた。
13歳のブルックリン君、10歳のロメオ君、7歳のクルーズ君に18カ月のハーパーちゃんという4人の子もちで夫はもちろんサッカー界のスター、デビッド・ベッカム。そしてファッション・デザイナーとしての仕事も絶好調……。だが、ヴィクトリア自身は常に自分に与えられた時間を家庭と仕事に等分に分けることに非常な難しさを感じているそう。
「ワーキングマザーとして、常に罪悪感にさいなまれているの。家庭と仕事に常に引き裂かれている気分なのよ。これって最大のチャレンジだわ。本当に辛いことなのよ。私はワーカホリックで、デビッドもそうなの。『子どもたち全員が大きくなったら、一緒に休暇を始められるね』っていつも冗談をいっているくらいよ」
「家事はしてるの?」と疑問に思われているヴィクトリアだが、実際は毎日朝早く起きて、子どもたちに朝ごはんを作っていると言っている。最近、夫デビッドが「自分がやってる」といったばかりだけど……。
「彼は嘘をついてるわね。この際いっておくけど、彼だけじゃないのよ。私はいつもこんな感じよ。『早くパパのところへ行ってパパを揺り起してベッドから追い出してちょうだい。パパにあなたたちを学校に連れて行かないといけないからって言って』ってね」
キャリアと母親業に自分の身も心も捧げつくしているため、休暇を楽しむようなときでも、スイッチをオフできないらしい。
完璧主義でいるのも大変。しかし、あのヴィクトリアでさえ「本当に辛い」というくらいなのだから、世の男性たちは家事労働をしているワーキングマザーにもっと関心と尊敬を寄せてしかるべきかも。働いているだけで「罪悪感を感じる」だなんて、ああ無情。
text : Ryoko Tsukada