ヴィヴィアン・ウエストウッド、「キャサリン妃はもっと洋服を着まわすべき」と発言
先週から開催中のロンドンファッションウィーク。ロンドンコレクション重鎮のヴィヴィアン・ウエストウッドがキャサリン妃のファッションについて一言。
「量より質」を重んじるヴィヴィアン・ウエストウッド。キャサリン妃にはたくさんの衣装を買うことを止めて、もっとエコ・フレンドリーになる努力をしてほしいそう。
「彼女に対してアドバイスすることなんて何もないけど、一つだけ言わせてもらえば、彼女が同じ衣装を何度も着まわしてくれると素晴らしいと思うわ。環境にもいいし、それにそうすることで素晴らしいメッセージを送ることになると思うから。もし似合う服が見つからないで苦労しているのならば、同じものを着続けることね。私が言っているのは、ある日は赤い服を着て、それからまた同じような青い別の服を着ると言う意味ではないのよ」とのこと。
ショー当日のヴィヴィアンの衣装は彼女のレッド・レーベルから発表されたジュリアン・アサンジがプリントされたTシャツ。レッド・レーベル自体も彼女のポリシー「量より質」を提唱しているが、だからといってグラマラスに見えなくなることまでは否定していない。
「レッド・レーベルは素晴らしくグラマラスにドレスアップしたいと思う人のためのものよ。今回、セカンドラインをとても少ないコレクションにしたのは、ただ単に質は常に量を凌駕するってことが言いたかっただけなのよ。私がやろうとしていることは、皆がそれを着れば誰しも良く見える質の良いものをチョイスしてほしいということなの。それがここにあるファッションよ。それを助けるためにこのコレクションがあるの」
キャサリン妃が自身の作品を着ているところを写真に撮られたことのあるマシュー・ウィリアムソンはヴィヴィアンとは全く別の答え。
「キャサリン妃はたくさんのことをしているよ。そうだろう? だから彼女には良いワードローブが必要なんだ。だから、ヴィヴィアンの意見には反対だよ」とのこと。
マシュー・ウィリアムソンのショーにはツィッギー、デイジー・ロウ、オリヴィア・パレルモ、ザンドラ・ローズ、それにあのアナ・ウィンターまでもが揃ってマシューはびっくり&ご満悦。
ちなみに、2月19日、妊娠後初の公務にキャサリン妃が選んだのは「マックスマーラ」のラップドレス(写真)でした。
text : Ryoko Tsukada