ジェニファー・ハドソン「80ポンドやせて人生が変わった」
『ドリームガールズ』で見事オスカーをゲットしたジェニファー・ハドソン。現在はあのときのどっしりした体型はどこへやら。スリムな体型に生まれ変わった今、スリミングの大変さを語った。
オーディション番組「アメリカン・アイドル」出身で歌唱力を買われ、ビヨンセの隣で存在感を出せるか不安がられていた『ドリームガールズ』での役は、逆に彼女の存在を薄めさせてしまうほどのものになり、オスカー助演女優賞を手に入れてしまったまさに“ドリームガール”のジェニファー・ハドソン。
その後、オスカーのときに着ていた服がダサかった(アンドレ・レオンタリーがスタイリング)とか彼女が名声を得たがゆえに起きたともいわれる、身内の殺人事件や出産を経て、ダイエット企業「ウェイト・ウォッチャーズ」の力を借りて、なんと約80ポンド(約36キロ)の奇跡のダイエットに成功し、またもや有名に。やせた当時、さまざまな雑誌でひっきりなしに取り上げられ、今やダイエット界の教祖とさえいわれている。
「いちばん辛いのは、体重が減りすぎたときよ。目標としていた数値より低くなってしまったら、食べて食べて食べまくらないといけないの。でも、絶対に自分をコントロールしなきゃダメ。体重を維持するために、それをストップすることもできないと……。つまり、(必要に迫られて“食べる”ということに対する)自分のガードを下げてしまったときがいちばん大変ね。とにもかくにも自分が立てたダイエットプランから外れないこと、続けることが大事なの。ちょっと難解よね」
まるでアスリートのような回答……。生活は変わったか?との問にはこう答えた。
「思いがけずロールモデルになってしまったわ。『ジェニファー・ハドソンのようになりたい』といわれるけど、そういうことをいってくれる人たちのために、私がこうあるべき姿でいつもいなくてはいけないの。それは、常に私にプレッシャーを与えてくれるわ。前とはそういう意味で全然違う境界に入った感じ」
2008年から交際している婚約者でプロレスラーのデビッド・オタンガが大作映画『The Call』に出演したときにアドバイスはしたのか聞かれると……
「とってもね。彼に『ジェニージェニー(どうしよう!?)』って呼ばれたら、私は『大丈夫、落ち着いて。これはこういうことだし、あれはこういう意味で……って感じ』と、役者の先輩としていろいろ教えたりしている様子を語っておのろけ。
姉の元夫が母、兄、甥を惨殺するという事件を乗り越えたジェニファー。スリムな体型とともに幸せ生活も維持してもらいたい。