ジェームズ・フランコが上映禁止処分のゲイ映画を擁護
先日、『attitude』誌で“最もゲイっぽいストレート”とされたジェームズ・フランコが、オーストラリアで上映禁止になってしまったゲイをテーマにした映画『I Want Your Love(原題)』を、自らユーチューブ上に出演し擁護するコメントをアップした。
映画の中でのセックスシーンが問題になったとのこと。それを受けて「セックスとは人とつながるために重要で、子どもを生み出すのにも根幹となる行為なのに、同時にこれほどまでにタブー視されるのは、本当に偽善だ」というような発言をしている。
これだけ「ゲイっぽい、ゲイっぽい」と噂されるとむしろわざわざ同性愛者の役を避けたり、ひどくなるとヘイト発言をするようになるのが、大抵の男性がするところ。
20世紀初頭に同性愛者として知られ、豪華客船から謎の飛び降り自殺で32年の人生を終えた詩人、ハート・クレインを『The Broken Tower(原題)』で演じたジェームズ。アカデミー賞の司会を担当したときには、アン・ハサウェイと異性装をしてマリリン・モンローの真似で現れたりと、わざわざ噂されるようなことを買って出るジェームズ。
そこらへんの男子とは、ちょっと器が違うなと思わせてくれるのは、学問のライセンスゲッターだったり、大学教師だったりするところになるのではなく、こんなところにあるのかもしれない。