「オプラ・ウィンフリー・ショー」に出演したドリュー・バリモア、今の目標は「自分の母親よりいい母親になる」こと
先ごろ、TVショー「オプラ・ウィンフリー・ショー」に出演したドリュー・バリモア。現在愛娘オリーブちゃんを育てているドリューは自身の波乱に満ちた子ども時代が母親業に大きな影響を及ぼしていると語った。
3カ月前にオリーブちゃんを出産したばかりだけれど、彼女自身の母親、ジェイドとの母子関係から学ぶことが多かったと告白。波乱に満ちた子ども時代の経験が、彼女によき母親になることの教えとなり、ドリューは今、彼女がオリーブちゃんのそばにいつもいることを知っていてもらいたいそうだ。
「私は午後3時に学校の前に並んで娘のお迎えに行くわ。真っ先にすることといえばそれね。子どもっていちばんそういうものを欲しがっていると思うの。そこにいけばお母さんが待っているって信じられるっていうこと。学校の前の列に行けば……」そう言ったドリューは母に裏切られ続けた過去の辛い経験を思い出し、涙をぬぐった。
「世界は素晴らしくバラエティに富んだ障壁を与えてくるものだと思ってるの。だけどそれは子どもたちに向けて与えられるべきではないと思うの。両親がそこにいてくれないっていう心配をさせるなんてことはあってはならないと思うわ」
ドリューは常に娘に対し正直でいたいと考え、ドラッグ濫用や2回の離婚、デイビッド・レターマンのテレビ番組で胸を見せ、バイセクシュアルであったことを認めたことなどを含めたワイルドな自分自身の青春時代のことを話す準備ができているそうだ。
「私は娘にどんな旅路をたどろうが、それを恥に思うことはないって絶対に教え込むつもりでいるわ。自分に自信をもっていれば、必ずどこかにたどりつけるものね。だけど私は自分がそういう道しるべをもっていなかったことで、そういう人生を送ることになった……っていうことも伝えるつもりなの。もちろん私は過去そういう人生を送って今ここにいるっていうことに誇りをもっているし、残りの人生を後悔だけですごすのは嫌だわ。娘には道案内があるから、そういった道を選ぶことはないの」
「自分の親のようにはならない」と親に執着している限り、親のようになってしまうのが世の常というものだから弱冠心配だけれど、散々な人生を送ってきて見事復活したドリューはぜひ素晴らしいお母さんになってほしい。
text : Ryoko Tsukada