ヘレン・ミレン、女性が置かれているとてつもない状況に物申す
密かにご好評をいただいている(?)“物申す”コーナー(仮)。今度はエリザベス女王を演じた『クィーン』('06)でアカデミー賞主演女優賞を受賞したヘレン・ミレンが女性が置かれている状態に関して仰りたいことがあるそう。
「『外見をよく見られるために』との思いで、女性たちがあまりにも大きなプレッシャーの下に置かれている」と信じているヘレン・ミレン。
彼女は女優たちがレッドカーペットの上でファッション批評家から完璧に見えるために、とんでもない努力を費やさねばならないのは不公平だと考えているそう。その上で、こういった注目度の高いイベントで適切な衣装を選ぶことが非常に難しいと認めている。
「衣装選びに関してはものすごいプレッシャーがあるのよ。私たち“ガールズ”にとっては非常に不公平よね。ああいうときに着る衣装って大抵着心地が悪い上に着ていてストレスが溜るし、その上で『今日の君はゴミみたいに見える』なんて他人にいわれるんだから」とグラハム・ノートンのコメディーショーで語った。
番組中ポール・ラッドとキスを交わしたヘレン・ミレン。ラブシーンを演じることに関してもひと言ある様子。
「ラブシーンをうまく演じるためには数学的なことが必要になるからとってもテクニックがいるのよ」(???……すいません、一般ピーポーには難解すぎて理解できません)
ラブシーンを演じたことが自身のキャリアのハイライト、といわれるのには同意しないと同番組に出演したポール・ラッドも発言。
「僕が『幸せの始まりは』('10)で行ったキスシーンのほとんどはジャック・ニコルソンが相手なんだけど、そこでは愛し合う父親と息子を演じたよ。あれは僕の人生にとって最も重要な瞬間だった」
???……ちょっとヘレンの趣旨とは違うような気がするけど、とにかく誰にとっても大勢のクルーに囲まれてラブシーンを演じるのは大変な苦労がいるってことだけは伝わってきます。
text : Ryoko Tsukada