実はオファー承諾を受けてびっくりしたのが主催者である「Maldon Carnival Association」。イギリス南西部、エセックスにあるローカル・フェスティバルの主催者。ほかにもブリトニー・スピアーズ、ロッド・スチュワート、それにエリザベス女王（！）にもオファーを出したのに、彼らからは返事すらこなかったそう。
 
しかし、ニューヨークのビヨンセのスポークスパーソンが、主催のロブ・スライトに「ビヨンセが出演できる可能性がある」とメールを送ってきた。主催者側はこれに大喜びしたのも束の間、突っ込んだ話になった途端、ビヨンセのスポークスパーソンは「何らかのミス・コミュニケーションがあったのは明らかですね。ビヨンセは出演料を必要とします」との連絡が。
 
ということで提示されたギャラが50,000ポンド。ローカル音楽祭にそんな巨額のギャラを支払えるわけもなく、あえなくこの企画は没に。
 
しかし、ビヨンセは同じくイギリスで開催されるヴァージン・メディア・グループが主催する「V Festival」への出演を発表。今年、ヨーロッパで開催される音楽フェスにビヨンセが出演するのは「V Festival」のみ。現地時間3月1日9時からチケットが販売開始された「V Festival」。ビヨンセは8月17日のヘッドラインを飾る予定。8月17日から18日の2日間に渡る「V Festival」、現在出演が決まっているのはほかにキングス・オブ・レオン、ステレオフォニックス、ザ・スクリプト、エミリー・サンデー、トム・オデル、カルヴィン・ハリス、ビーディ・アイ、ジェシー・J、リタ・オラほかという豪華ラインナップ。
 
こうなると、50,000ポンドが高かったのか安かったのかもうビヨンセ以外誰もわからない……。