UVカット剤は、肌に優しいものをたっぷり塗って
シミを形成しているメラニン色素は、とかく悪者に思われがちだが、実は紫外線から細胞を守るデイフェンス機能を担っている。よってシミをつくりたくなかったら、この機能が発揮されなくてもよい状態に肌を整えてあげればよい。つまり、光が差し込まない洞窟や地下室のような環境で暮らすか、UVカット剤を使うかの二択。前者はまず不可能だし、そんなことしたくはない。だったら毎日UVカット剤を肌に塗ろう!
「日焼け止めは肌に悪いのでは」と思っている人もいるかもしれないが、フランスで皮膚治療に用いている温泉水を配合した「ラ ロッシュ ポゼ」は、トリートメント効果にすぐれていて安心。シワ・たるみの原因となる“ロングUVA”までしっかりカットする頼もしさもある。ミネラル成分を配合した「エテュセ」のジェル状BBも、つけていることを忘れる使用感。塗らずにいて紫外線の影響を受けてしまった方が、よっぽど肌に悪いと心得て。
photo:Chifuyu Aizawa(Q’s)
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倉田真由美/美容ジャーナリスト
女性誌編集部、編集プロダクションを経て、1987年よりフリーランスに。現在は『エル・ジャポ ン』『フィガロ・ジャポン』『美的』『エクラ』『クロワッサン』をはじめとする女性誌の美容ページや、新聞のコラム執筆、美容にまつわるトークショーな ど、幅広い分野で活躍中。近書に、『しあわせ美人のつくりかた』(ぶんか社刊)がある。