エディターが心酔するフレンチフレグランス
連綿と長い歴史や文化を紡いできたフランスの香水は用途やシーン、そして香りのエスプリなど、時代に合わせてその姿を変えながら、今日も人々に愛されている。そこで今回はエディター陣の心を日々うっとりさせているフレンチフレグランスをピックアップ。
シーンを問わず気持ちをリブート!
【出合ったキッカケ】
「1990年の“エゴイスト”発表の際、アートディレクターのジャン・ポール・グード氏が手がけたCMがとても刺さったのですが香りは少し大人すぎて、手が出ませんでした。その3年後に“エゴイスト プラチナム”が発表となり、そのシャープでフレッシュなトップノートの印象にノックアウトされました」
【香りの魅力について】
「調香はシャネルの3代目専属調香師のジャック・ポルジュ氏。基本的にはシャープなのですがトップ、ミドル、ラストと変化していく香りの流れはとても繊細で、香りに敏感な方はしっかり楽しめるのではないでしょうか。 ボトルデザインは2014年に刷新され、ボトルキャップがビンよりも小さい意匠になりました。写真はミラノの空港で2014年にまとめ買いした50mlサイズの最後の1本です」
【気分に与える影響は?】
「どんなシチュエーションでも、シャープな気分を呼び覚ましてくれます。自分にとってほかの香りと最も違うところは、つけるたびに湧きおこるリブート=再起動感です。国内外問わず出張には必ず持って行きます。いまいちなビジネスホテルで朝を迎えてもこれでテンション上げます(笑)。遅い時間にスタートする会食の前などに、気分をリセットするべく軽くつけなおすこともあります」
【とっておきのエピソード】
「数年に一回会うくらいの友人が、自分の印象といえばこの香りと表現してくれたことがありました。 友人の思い違いだったかも知れませんが(笑)」
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Profile:エル デコ エディターToru
ファーストフレンチフレグランス:エゴイスト プラチナム/シャネル
フレンチビューティアイコン:COCOのイメージビジュアルで鳥かごに入ったヴァネッサ・パラディ
あなたにとって香りとは:気持ちを前向きに整えてくれるもの