エディターが心酔するフレンチフレグランス
連綿と長い歴史や文化を紡いできたフランスの香水は用途やシーン、そして香りのエスプリなど、時代に合わせてその姿を変えながら、今日も人々に愛されている。そこで今回はエディター陣の心を日々うっとりさせているフレンチフレグランスをピックアップ。
クラッと酔えるモダンフレグランス
【出合ったきっかけ】
「パリのとらやに行く途中に、ブルーの外観のブティックを見つけてぶらり入ったのがきっかけ。そのときは時間がなく、いくつか香りを試して立ち去ったのだけれど、その後日本に上陸して、“あのブティックのコロンだ!”と思い出して購入しました」
【香りの魅力について】
「老舗メゾンにも好きな香りはたくさんあるけれど、こんなモダンなスタイルもまたフレンチフレグランス。軽やかなコロンの香りを、パルファンと同レベルの高いふ香率で持続性をもたせて構成するという革新的なフレグランスメゾン。シトラス系の香りは本来あまり選ばないのだけれど、、このセドラ・エニブロンは、ドライジンとシャンパーニュとレモンジュースでつくるスタンダードカクテル「フレンチ75」(結構強い!)をイメージしてつくられたという、その名の通り酔っぱらいそうな香り。フレッシュなレモンに苦みのあるジンのようなアロマがブレンドされた大人のシトラス。弾けるような香りが長く続きます」
【気分に与える影響は?】
「すっきりと酔えます。覚醒ではなく陶酔したくなるので、あえて夕方から夜にかけてつけたいシトラス」
【とっておきのエピソード】
「これをつけて何か起こったことは残念ながらないのですが、“私の香りで酔ってみない?”とか言ってみたい」
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Profile:エディターHIROMI
ファーストフレンチフレグランス:No.19/シャネル
フレンチビューティアイコン:ヴァネッサ・パラディ
あなたにとって香りとは:スパイス