自分のペースで走ることが大切

―そもそも、どういったきっかけでランニングをはじめるようになったんですか？
 
「体調管理と、あとはダイエットですね。でも、ランをはじめてから本当に疲れにくくなりました。朝走ることが多いので、そうすると一日を快適に過ごせるんですよね。その分夜も早く寝てますから、健康的になりました。私はラン以外に自転車と登山もしていますが、ランをはじめてから他のスポーツも好きになったんです。あとは遠泳ができるようになれば、トライアスロンに出場できますね（笑）」
 
―藤田さんが考える、ランニングの魅力は何ですか？
 
「やはり、走ったあとの達成感ですね。あとは、走ることで頭を整理できますし、心が整うんですよ。悩んでいるときこそ走ったりしますね。気持ちがとてもヘルシーになるから、走ったあとに食べる朝ご飯が、本当に美味しくって(笑）。一人で走るのも良いんですけど、仲間と一緒にコミュニケーションを取りながら走るのも楽しいですね。ときどき誰かと一緒に走ると、自分のペースを相対的に知ることができるので、良い方法だと思います。意外と『こんなにゆっくりでいいんだ』って気付いたりしますよ。
 
『ランガール』に参加するようになって気付いたんですが、もちろん本気でがっつり走る人もいれば、私みたいにゆるく日常的にランニングしている人もいて。自分なりのランとの付き合い方を見つけるのが大切だと思うんです。私たちはアスリートじゃないから、『やらなきゃ』『頑張らなきゃ』と思わなくても良いんです。自分のスタイルに合わせて、“自分らしく走る”ことが、続けられる秘訣だと思います。スポーツをネガティブに捉えるのは勿体ないですから。ランだけでなくどんなスポーツも、とにかく自分が“楽しい”と思えるかが大事だと思います」